オオタチ - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

オオタチ [編集]

No.162 タイプ:ノーマル
通常特性:にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)
     するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率を無視して攻撃)
隠れ特性:おみとおし(自分が場に出た時、相手の持ち物がわかる)
体重  :32.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
おみとおしトリックHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オオタチ857664455590415にげあし/するどいめ/おみとおし
ジュペッタ6411565836365455ふみん/おみとおし/のろわれボディ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

種族値は素早さ以外パッとしないが、特性おみとおし、トリック、とんぼがえり等で相手をかき乱す。
シングルではおみとおし+トリック、ダブルではこのゆびとまれとおみとおしの相性が良く、相手の展開の妨害、味方の展開のサポートに長けている。

BDSP環境ではライバルだったオンバーンを初めとしたおみとおしトリック/すりかえ使いの多くが不在であり、おみとおしトリック使いとしては最速の地位に返り咲いた。
またトリック無効のメガストーンやZクリスタルも存在しないため、仕事がしやすくなっている。
ジュペッタには素早さで勝り、タイプも全く異なるため、差別化を意識する必要はない。
またとぐろをまく+バトンタッチ使いとしても最速。とぐろバトンを扱えるのは他にドーブルハンテールサクラビスのみ。
ただし種族値の低さゆえにおみとおしトリックととぐろバトンを両立させるのは難しいので、どちらかに絞って行動させるのが無難。

技の追加はなきごえ程度しかなく、安定した一致技のおんがえし、優秀なサブ技となるいかりのまえばやはたきおとすを失っている。

BDに比べてHが高い。サポート型でSに振り切った残りの努力値をすべて耐久に回す場合、
H振りは124までに留め、余った分をBDに振り分けたほうがわずかに硬くなる。



特性考察 [編集]

にげあし
対戦では発動しない特性であるため候補にはならない。
トレース対策にはなるが、そのためだけに低種族値のオオタチを実質無特性で運用するのは無理がある。
するどいめ
命中低下なし、回避率無視なので回避戦法に強くなる。
しかしピンポイントで汎用性に乏しい特性なため恩恵を得られる場面は少ないうえ、
するどいめを持つポケモンは他にも多数存在するため、ライバルとの差別化にも苦労することになる。
おみとおし
隠れ特性。相手の持ち物が分かる。
低種族値なためできることが限られているオオタチにとって、場に出るだけで情報アドバンテージが得られるのは大きい。
おみとおし+トリックのコンボがオオタチの採用理由でもあるため、基本はこれ。
ダブルでは相手2体の持ち物がわかるのでより強力に。また、おみとおしとこのゆびとまれを唯一両立するので差別化要素としてもより際立つ。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ギガインパクト150(225)90行動不能最大火力。役目を終えた死に際に。
すてみタックル120(180)100反動1/3タマゴ技。高威力の一致技。反動が痛いが、こちらも自主退場用に使える。
とんぼがえり70100交代おみとおしによって引き際が分かりやすく、読み違いのリスクも軽減できる。
こだわりスカーフ持ちなら相手のタスキを潰しつつ先手で交代できる。
ふいうち70100優先度+1高威力の先制技。あると便利。
でんこうせっか40(60)100優先度+1威力はふいうちよりやや下がるが、相手の行動に左右されない。
なげつける?-100-相手のラムのみなどを見通しつつ状態異常玉を投げ、とぐろをまくための起点にする。
変化技タイプ命中備考
トリック100タマゴ技。おみとおしにより相手の持ち物を把握できるので使いやすい。ねんちゃくに注意。
あまえる100タマゴ技。起点作りや死に際に。
つぶらなひとみ100タマゴ技。あまえるより下げ幅は低いが先制技なので、自分より素早い相手にも有効。
とぐろをまく-攻撃・防御・命中を1段階上げる。
こうそくいどう-補正有り220振りでスカーフ130族を抜ける。準速でもスカーフ120族まで追い抜く。
きあいだめ-タマゴ技。バトンタッチ用。きょううんスナイパーやピントレンズ持ちに繋ぐ。
みがわり-バトンタッチ用。
ドわすれ-バトンタッチ用。
バトンタッチ-上記の通り後続へ引き継げる技は豊富。
素の能力が高くないので積む機会をうまく作れるかが課題となる。
てだすけ-ダブル用。アタッカーの補助。
このゆびとまれ-ダブル用。耐久が低いので使いづらいが、相手の攻撃から味方を守ることができる。

型考察 [編集]

スカーフトリック型 [編集]

特性:おみとおし
性格:いじっぱりorようき
努力値:AS252
確定技:トリック/とんぼがえり
選択技:すてみタックルorギガインパクト/ふいうちorでんこうせっか/いかりのまえば/あまえる

ずっと使われていた、オオタチにとって定番の型。
こだわりトリック“も”できるのではなく、それしかできないのが欠点。

おみとおしにより相手の持ち物を偵察し、トリックでこだわりスカーフを押し付けたり、
とんぼがえりできあいのタスキを潰しつつ有利なポケモンに繋ぐ。
こだわりスカーフを渡した後も先制技で多少の仕事はできる。

130族以上を抜いてもこだわりスカーフ持ち等が中心となり、仕事があまりないので、性格はいじっぱりで十分。
ただしトリック後の動きやすさも考えるならようきを選択。

とぐろをまくバトン型 [編集]

特性:おみとおし
性格:ようきorしんちょうorわんぱく
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:オボンのみ/混乱実/カムラのみ/でんきだま/メンタルハーブ
確定技:とぐろをまく/バトンタッチ
選択攻撃技:すてみタックルorギガインパクト/ふいうちorでんこうせっか/とんぼがえり/なげつける(でんきだま採用時)
選択補助技:ドわすれ/あまえる/こうそくいどう/みがわり

とぐろをまくをバトンタッチで繋げる型。
概要にある通り、とぐろバトンの使い手としては最速である個性を活かす。
耐久はさほど高くないため、他のポケモンで事前に壁貼りや麻痺撒きを行うなどの一工夫は必要。
対面する相手を想定して、カムラのみ発動圏内になるように耐久調整を施すのもよい。

スカーフトリックがいまだ主流なオオタチに対してちょうはつが飛んでくることは滅多にないため、メンタルハーブの優先度は低い。

【ダブル】このゆびとまれサポート型 [編集]

特性:おみとおし
性格:しんちょう(推奨)/おくびょう/ようき
努力値:H124 S252 残りBDor耐久調整
持ち物:混乱実/きあいのタスキ/オボンのみ/ラムのみ/でんきだま
確定技:このゆびとまれ
優先技:まもる/てだすけ
攻撃技:ふいうちorでんこうせっか/とんぼがえり/なげつける(でんきだま採用時)
補助技:トリック/あまえるorつぶらなひとみ/にほんばれorあまごい

ダブルのおみとおしは相手二体の持ち物がそれぞれ分かる。
持ち物を見て相手の動きを予想し、このゆびとまれで味方の展開や積みをサポートする。
ボーマンダマリルリなどの積みエースや、トリル展開役との相性が良い。

このゆびとまれ以外にも、てだすけで味方の火力補強などやれることは多い。
おみとおしとこのゆびとまれを両立する唯一のポケモンなので、戦術の独自性も高い。
耐久が低いので、持ち物は回復系きのみの優先度が高い。複数の攻撃を受ける可能性が高いため、きあいのタスキよりも安定しやすい。


対オオタチ [編集]

注意すべき点
特性おみとおしからのこだわりスカーフ+トリックで耐久型や積みを妨害してくる。
またすばやさはそこそこあるので、こだわりスカーフ+とんぼがえりで先制できあいのタスキを潰しつつ有利な後続に交代することも。
おみとおしトリックが最メジャーではあるが、優秀な積み技とぐろをまくをバトンタッチでエースに繋ぐこともある。
対策方法
種族値は全体的に低水準で耐性も乏しいため、仕事をさせる前にタイプ一致・高火力の技を使えるポケモンで倒す。
ねんちゃくならトリックも怖くない。
いたずらごころ持ちのちょうはつも有効。