マンタイン - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

マンタイン [編集]

No.226 タイプ:みず/ひこう
通常特性:すいすい(雨の時に素早さが2倍になる)
     ちょすい(みずタイプの技を受けた時、その技を無効化し、HPを最大値の1/4回復する)
隠れ特性:みずのベール(やけど状態にならない)
体重  :220.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
水/飛行HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マンタイン8540708014070485すいすい/ちょすい/みずのベール
ペリッパー6050100957065440するどいめ/あめふらし/あめうけざら
ギャラドス95125796010081540いかく/じしんかじょう

みず/ひこう(通常)みず(はねやすめ)
ばつぐん(4倍)でんき---
ばつぐん(2倍)いわでんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/かくとう/むし/はがねほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)------
こうかなしじめん---

特性「ちょすい」の場合、みず無効
フリーズドライで4倍のダメージを受ける


優秀な「みず×ひこう」複合タイプの中で最も高い特防種族値を持つ。
第7世代では大幅強化を受け、HP種族値が20上昇したことで特殊耐久指数はスイクンミロカロスを上回りみずタイプトップに。
不一致ならC252ラティオスの10まんボルトをH振りだけで確2、D特化ならタイプ一致でもC252FCロトムの10まんボルトまで確定耐え。
最大の弱点であるでんき技の大半は特殊技。かつ、威力重視のかみなりは採用しづらいため思いの外一撃で落ちづらく、耐えさえすればミラーコートで反射も可能。
さらに、念願の再生回復技であるはねやすめも習得したため、優秀な耐性と合わせて特殊受けとしての安定した役割をこなせるようになった。
高い特殊耐久に加えくさ等倍でちょすいならみずも無効となるため、メガリザードンYや雨パのキングドラといった厄介な特殊エースにも有利が取れる。

同時に物理耐久の強化も見逃せない。
平均レベルまで伸びたHPのおかげで、等倍ならば攻撃種族値140クラスの一致120技までをH振りで確定耐え。
はねやすめによる耐性変化も活かして物理相手でもしぶとく戦えるようになった。
タイプ的には特殊受け以上に物理受けの役割を期待され続けてきたマンタインにとって、この変化は相当大きなものである。

しかし、耐久値が強化されたとは言え防御種族値は据え置きの70のまま。依然として特化時の物理耐久指数はギャラドスペリッパーには劣る。
特にペリッパーはマンタイン以上に大幅な強化を受け、同様に物理受けで運用した場合C無振りでもあめふらしによる高威力の一致技で負荷を掛けることが可能。
物理受け型で運用する場合は、差別化のためにも特性ちょすいによる後出し性能や、H振りのみでも高い指数を持つ特殊耐久を活かした運用を心がけたい。

第8世代の剣盾で待望のぼうふう習得。雨と相性の良い技だが、まだBDSPに連れてくることはできない。



特性考察 [編集]

すいすい
雨下で素早さ2倍。すいすい持ちではルンパッパと同速。
耐久型のイメージが強いがCも最低限はありハイドロポンプも覚えるため、ギリギリの水準だが雨エースもこなせる。
ターン消費するが雨下の先制はねやすめで耐性を変えつつ回復し、場持ちを良くする動きも可能。
草に強い特殊水すいすい。電気には高特殊耐久とはねやすめがあるものの基本不利。
ちょすい
水技を無効化して体力を回復する。もともと水半減ではあるがねっとうを追加効果ごと無効化できる点が優秀。
耐久型ではこちらを推奨。雨を利用しないアタッカー型でも候補になりえるが、元のアタッカー性能が低めなので素直にすいすいで雨を利用したほうが優秀な場合が多い。
トレースされるとこちらの水技が通らなくなるため注意。
みずのベール
隠れ特性。ねっとうのやけど以外にもおにびや炎技の追加効果でのやけどを防げる。
しかし誘うのはおにびよりどくどくであり、受け出し以外で炎技を受ける機会も皆無。
物理技の採用も追加効果狙い以外ではありえないため、ちょすいやすいすいに比べるとメリットが薄く採用価値は低い。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-高威力の一致技。命中不安気味。
ねっとう80(120)100火傷30%物理アタッカーの弱体化を狙える。
エアスラッシュ75(112)95怯み30%一致技だが威力は低い。草・虫・格闘タイプに有効。
ぼうふう110(165)70混乱30%一致技。高威力命中難。雨なら必中。剣盾技レコード。
れいとうビーム90100凍り10%水との相性補完に優れる。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力が欲しい場合に。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%主にダブル用。味方へのサポート。おいかぜとは一長一短。
剣盾技マシン。USUM教え技。
じならし60100素早さ↓100%命中安定の後続サポート。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%後続サポート。ついでにヌケニンも倒せる。
ミラーコート-100優先度-5高い特防を活かして安定して跳ね返せる。ソクノ持ちなら電気技への反撃も。
変化技タイプ命中備考
はねやすめ-優秀な再生技。耐性も変化。
ねむる-状態異常を避けたいならこちら。カゴのみと合わせて。
あやしいひかり100嫌がらせに。
ドわすれ-特防をさらに強化。
おいかぜ-味方へのサポートに。
くろいきり-積み技対策。ペリッパーは覚えない。
あまごい-すいすい発動・水技強化・ぼうふう必中化。積み技感覚で。
てだすけ-ダブル用。味方へのサポートに。
ワイドガード-ダブル用。全体攻撃技を防ぐ。

型考察 [編集]

特殊受け型 [編集]

特性:ちょすい
性格:おだやか
努力値:H244 D252ベースでS調整
持ち物:たべのこし/ソクノのみ
確定技:ねっとう/はねやすめ
攻撃技:エアスラッシュ/れいとうビームorこごえるかぜ/ミラーコート
補助技:どくどく/あやしいひかり/まもる/ドわすれ

上述の通り第7世代での強化により、特殊方面の受け性能に大きく磨きがかかった。
具体的にはC252メガゲンガーのヘドロばくだん超低乱3、C252メガリザードンYのソーラービーム乱4、晴れ補正オーバーヒートが超低乱3。
C特化サザンドラ?のあくのはどうが低乱4、Zあくのはどうが低乱2。
C252メガルカリオのC+2はどうだん・ラスターカノンが超低乱3。2倍弱点を突かれてもC252ウツロイド?のパワージェムすら確3と極めて頑強。

特性ちょすいにより水タイプにも圧倒的に強く、持ち物なしの不一致10まんボルトやめざめるパワー電気程度では確2にすらならない。
元の耐性が優秀なこともあり、電気技や積み技を持たない特殊アタッカー全般をはねやすめで余裕を持って受けきることが出来る。

反面、火力には期待できないのでねっとうの火傷やどくどくなどによる削りに頼りたい。
苦手な相手も比較的はっきりしているため、物理攻撃や電気技を受けられるポケモンを相方に選べば安定した受け回しが狙える。

ちょうはつ持ちカプ・レヒレ?は補助技を封じられるため厄介だが、しぜんのいかりをミラーコートで反射すればH振りでも確殺できる。
耐久水キラーとして知られるラプラスも、C特化フリーズドライ@こだわりメガネでやっと低乱数1なので、一見苦手な相手もミラーコートさえあれば突破できることが多い。
当然だがダメージ量によっては役割放棄となるため、マンタインが処理する必要がある相手を残したまま使わないよう注意。

物理受け型 [編集]

特性:ちょすい
性格:ずぶとい
努力値:H244 B252 DorS12
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし
確定技:ねっとう/はねやすめ
攻撃技:エアスラッシュ/れいとうビームorこごえるかぜ/ミラーコート
補助技:どくどく/あやしいひかり/まもる/みがわり/くろいきり

第7世代でHP種族値が上昇、はねやすめも習得したことで実用レベルとなった物理受け型。
耐性も物理受け向きであり、受けとの相性が良いねっとうも習得できる。
PGLでも性格ずぶといが半数以上を占めるため、現環境のマンタインの基本型と言える。

特殊受け型同様火力には期待できないので、ゴツゴツメットや状態異常で削ることになる。
どくどくは耐久相手に刺さり遂行速度を早める上でも有用だが、ねっとうとは相性が悪いので注意。
耐久もB特化でA252ガブリアスのげきりんで高乱数2発(89.5%)を取られる程度でしかないため、うまく耐性受けしたい。

耐性との噛合もよく扱いやすい型の一つではある一方、ライバルのペリッパーとの差別化にはもっとも苦しむ型でもある。
あちらはC無振りでも負荷をかけられる高い火力を持ち、物理耐久もこちらの上を行く(特化時に上記ガブリアスのげきりんを21.9%の低乱2に抑える程度の差が出る)。
高い特殊耐久や対雨パなど水タイプへの後出し性能、くろいきりによる相手の積み展開の阻止、役割放棄気味にはなるがミラーコートによる特殊への奇襲性能などを活かして運用したい。
特にミラーコートは特殊ギルガルド?への有効打となる上、H振りだけでも不一致電気技を耐える耐久であるため有効な場面が多く上手く活用したい。

アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
特性:ちょすいorすいすい
努力値:C252 H244orS252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/各種Zクリスタル
確定技:ハイドロポンプorなみのりorねっとう
攻撃技:エアスラッシュ/れいとうビーム/こごえるかぜ/ミラーコート/めざめるパワー(炎/電)
補助技:はねやすめ/どくどく/くろいきり

ちょすいの場合は特殊を受けつつ殴る堅いアタッカー、すいすいの場合は雨パのエースとして運用する。
特攻が低いため、基本的には火力強化アイテムを持たせないと負荷がかからないことに注意。


対マンタイン [編集]

注意すべき点
特殊耐久力は水タイプ中最高水準。加えてちょすいのおかげでみずタイプの特殊アタッカーはほぼ完封される。
キングドラorルンパッパ+ペリッパーのような特殊雨パに対しても滅法強い。
ラプラスなどこおりタイプでフリーズドライを採用しても基本的に一撃で落とすことは難しく、ミラーコートで反射されて返り討ちに。
はねやすめにより高速再生回復も行えるため、耐久型ナットレイ?など処理速度が遅いポケモンだとタイプで有利でもジリ貧になりうる。
ねっとうの火傷とはねやすめの耐性変化を活かした物理耐久型も数多く存在し、物理に対してもそれなりに硬い。
対策方法
基本的にははねやすめを交えた耐久型が多いため、どくどくやちょうはつが有効。
低火力なため状態異常やミラーコートにさえ気をつければ、すぐさまこちらが致命傷を負うことは少ない。
特殊でんき技で攻める場合はミラーコートで返されないよう、一撃で落とすことが重要。
例えばゲッコウガ?のめざめるパワー電はへんげんじざいにより一致になってもH振りだけで確定耐えされるため注意。
物理でんきいわ技が最大の弱点であり、特にいわ技は一部を除き多くが非接触なためゴツゴツメットも怖くない。
またステルスロックで1/4ダメージが入るため、ラグラージ等でステルスロック+あくびのループに嵌めると着実に体力を削れる。
メガリザードンXは高い物理火力に加えてみず等倍で火傷無効。安定して積みの起点にすることができる。
特殊エースの場合でもアーゴヨン?ならどくどく無効・みず半減で、わるだくみ後のZりゅうせいぐんでD特化でも確殺できるため有利。