チリーン - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

チリーン [編集]

No.358 タイプ:エスパー
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:1.0kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
ふゆう単超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
チリーン755080959065455ふゆう
ユクシー75751307513095580
エムリット8010510510510580
アグノム751257012570115
クレセリア120701207513085600

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ふゆう」により、じめん無効


第三世代出身の単エスパー。種族値は特殊方面がやや高めながら、全体的に低水準。
第四世代の準伝説たちとはふゆうがダダ被りの為、単なるアタッカーや受けとして運用すると劣化になってしまう。
元々タイプ的にも独自性は薄いため、豊富に覚える補助技を活かしたサポーターとしての役割に活路を見いだしたい。

特にあくび+いやしのねがいの両立は他にドーブルしかできない大きな個性。
似たような戦術が可能だったムシャーナはBDSPに不在であり、現段階ではこれだけでも差別化はできる。
ユクシーはあくび+おきみやげの両立が可能だが、どちらかというとあちらは先発向け。
こちらは先発エースの再降臨に向いており、上位下位の関係ではなくエースとの相性次第で選べばよい形。

BDSPでも補助技は豊富。失った技はどくどく、トリック、トリックガード、じゅうりょくなど。
元々アタッカー運用だと劣化になるポケモンなので、攻撃技の剥奪はそこまで響かない。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性なし。耐性が増えるが他のふゆう持ちの単エスパーはいずれも高種族値。
特に差別化が厳しいのはユクシークレセリアで、耐久種族値に圧倒的な隔たりがあるためどうしても見劣りする。
前者が持たない退場技のいやしのねがいと、後者が持たないあくびの両立が差別化要素としては有力。
他にはみがわり貫通の流し技であるほろびのうた、なかまづくりも両者が持たない技なので、習得技で差別化を図りたい。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。過去作技マシン。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。積み技とあわせて。
リーシャンのタマゴ技。ほろびのうたと両立不可。
マジカルシャイン80100-対悪。鋼には半減。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー。鋼にも等倍。
エナジーボール90100特防↓10%ラグラージトリトドンに。
くさむすび20~120100-威力不安定。100.1kg以上ならエナジーボール超え。
こごえるかぜ5595素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。過去作教え技。
まきつく1590拘束ダメあくびやどくどく、積み技とあわせて。まとわりつくは覚えない。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。威力は皆無。過去作教え技。
変化技タイプ命中解説
あくび-起点作りに。流し技。ユクシーより遅いので交代技に対して後攻あくびが狙いやすい。
さいみんじゅつ60起点作りに。命中難。
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
かなしばり100起点作りに。こだわりトリックとあわせて。
ちょうはつ100補助技対策。鈍足なので使いにくい。
ほろびのうた-みがわり貫通。まきつくで拘束可能。
エスパーでの習得者は他にルージュラのみ。
チリーンのタマゴ技。アシストパワーと両立不可。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。過去作教え技。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊面を補える。
コスモパワー-防御・特防を補強。耐久面を補える。
じこさいせい-回復技。積み技や壁とあわせて。
ねがいごと-回復技。主にサポート用だがHPが低い。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
トリックルーム-サポート用。いやしのねがいで退場可能。
いやしのねがい-サポート後の自主退場や、後続の全回復・無償降臨に。
いやしのすず-ダブル用。状態異常対策。
いやしのはどう-ダブル用。味方のHP回復。
なかまづくり100ダブル用。相手の特性潰しや味方の地面技対策に。
スキルスワップ100同上。戦略によって選択。
トリックガード-ダブル用。補助技対策。過去作教え技。

型考察 [編集]

サポート型 [編集]

性格:ずぶといorおだやか
努力値:H252 BorD252をベースに調整
持ち物:オボンのみ/ラムのみ/ひかりのねんど/メンタルハーブ
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/シグナルビーム/シャドーボール/くさむすびorエナジーボール/はたきおとす/こごえるかぜ
補助技:いやしのねがいorねがいごと/あくびorさいみんじゅつ/でんじは/マジックコート/かなしばり/リフレクター/ひかりのかべ/トリックルーム

でんじは・あくび撒きや壁張り、トリックルーム始動などで場を掻き乱した後、ねがいごとやいやしのねがいで後続のエースを降臨させる。
他のエスパーでも使える技が多いので、差別化したい場合は構成に注意。あくびといやしのねがいが結構重要な技か。
当然、ちょうはつには弱いので注意。

「あくび(相手流し)→いやしのねがい」は後続をほぼ安全に回復させるコンボとして優秀。
相手が居座り、こちらが先手でいやしのねがいをした場合も、そのターンの相手の後手攻撃を受けない。
どくびし・まきびしに対しても、それらの効果を受けてから発動して全回復できるが、
ステルスロックは回復後にダメージを受けてしまうため、無償降臨できない。

「あくび→はたきおとす」で居座ってきたラム持ちを眠らせるといった芸当も可能。
はたきおとすは相手の交換先にも一貫して刺さるのでサポートとしてはなかなかいい性能をしている。
ただしこのコンボはユクシーも使える。あくび→トリックならムシャーナ?等でも両立できる。

型サンプル
性格 :おだやか
努力値:H244 B212 D52
持ち物:オボンのみ
技構成:あくび/いやしのねがい/トリックルーム/シャドーボール

トリックルームが切れた後の再始動要員として使用。
なかなかタフで、あくび→トリックルーム→いやしのねがいで退場&回復の流れが強力。
シャドーボールはちょうはつ対策の攻撃技だが、使う機会がほぼ無いので他の技のほうがいいかもしれない。

耐久型 [編集]

性格:ずぶとい
努力値:HB252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ひかりのねんど/ゴツゴツメット
確定技:めいそうorコスモパワー/じこさいせい/サイコキネシスorサイコショックorじんつうりきorアシストパワー
攻撃技:マジカルシャイン/シグナルビーム/シャドーボール/エナジーボールorくさむすび/こごえるかぜ/めざめるパワー(闘/炎)/まきつく/はたきおとす
補助技:あくび/さいみんじゅつ/でんじは/どくどく/ちょうはつ/かなしばり/マジックコート/リフレクター/ひかりのかべ

格闘や地面などの物理に繰り出し、めいそうかコスモパワーを積んで居座る。
エスパーでアシストパワー・コスモパワー・再生技を両立できるのはチリーンとシンボラー?だけ。
(エスパーを除くとピクシー、アシストパワー抜きだとスターミーオーベム?等も含まれる)

でんじは+じこさいせいで耐久型サンダーのように粘れるが、同じことはランクルス?でもできる。
ふゆうのおかげでじわれが無効なのがランクルスにない利点か。

積み技の選択について [編集]

めいそう
無補正無振り・めいそう3積みアシストパワーで無振りメガボーマンダガブリアスを確1。
物理方面の耐久は強化できなくなるが遂行速度を意識するなら。
コスモパワー
地面・格闘を起点に積むなら物理耐久が上がるコスモパワーの方が差別化的にも役割的にも向くか。
ただし火力は上がらないため、無補正無振り・コスモパワー6積みアシストパワーで無振りボーマンダが高乱1にしかならない。

対チリーン [編集]

注意すべき点
あくびやはたきおとすでの妨害、壁やトリックルームでの場作り、
いやしのねがいで後続の全回復など、あらゆるサポートに長ける。
ふゆうによる地面耐性や、コスモパワー・じこさいせいを活かした耐久型も。
対策方法
補助技主軸なのでちょうはつやみがわりが有効。
コスモパワーがあるとはいえ、耐久力はクレセリア等に比べれば低い。
なかまづくりで特性を消される危険性もあるので、特性依存のポケモンを出すのはやめた方が良い。