ホウオウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

ホウオウ [編集]

No.250 タイプ:ほのお/ひこう
通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :199.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
炎/飛HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ホウオウ1061309011015490680プレッシャー/さいせいりょく
リザードン78847810985100534もうか/サンパワー
ファイヤー90100901258590580プレッシャー/ほのおのからだ

ばつぐん(4倍)いわ
ばつぐん(2倍)みず/でんき
いまひとつ(1/2)ほのお/かくとう/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ/むし
こうかなしじめん

第2世代の禁止伝説?にして、「ほのお×ひこう」複合タイプを持つ。
超火力の飛び交う禁止級においては並みの攻撃種族値だが、技「せいなるほのお」により物理耐久を、もともと非常に高い特防種族値により特殊耐久を保持しており、隠れ特性「さいせいりょく」もある。
一致技+じしんによる攻撃範囲の広さ、ゼルネアス?ネクロズマ?にも刺さる流し性能の広さから、総合的に火力不足でやや安定したポケモン。

シングル・ダブルで大きく評価を分かつ。

シングル
特性や戦術から、サイクル戦適性の萌芽が見られる。
しかし、適性に反してとんぼがえりを覚えない・ステルスロックで大ダメージを食らうというミスマッチが足を引っ張る。
また身も蓋もない話だが、超火力による早期決戦が横行する伝説ありのシングル戦において、のらりくらりとサイクル戦を見据えるホウオウのスタイルがそもそも噛み合っていない。
伝説枠としてはより高火力で早期決着の望めるポケモンが好まれるため、これまでの伝説ありシングル戦のレギュレーションを遡っても採用例は少ない。
ダブル
自身を主軸に据えるのはほぼ無いが、トップたるカイオーガグラードンゼルネアス?らが苦手とするくさはがねに高い打点を持てることから、それらの相方として採用され得る。
とつげきチョッキを所持してアタッカーとして立ち回っても、おいかぜによりサポートに回ってもよい。
特にVGC2019-Sunはカイオーガの君臨および強力なひこうタイプの不在からくさのバリエーションが豊富で、草タイプを対処できるホウオウの需要もそこそこある。

第8世代で限定技の「もえつきる」がレベル技になった。再生力とシナジー性の高い技。
また、とくせいパッチを使うことで簡単に夢特性に変更可能。
育成こそ簡単になったのだが、今作では覚えられない技が多くいまいち活躍しきれない。



特性考察 [編集]

プレッシャー
PPの少ない技なら、まもる・みがわり・はねやすめを駆使して削り切る事も不可能ではないが、あまり現実的とは言い難い。
登場時のアナウンス順で素早さ判定が出来る、という点の方が重要。
特に伝説戦は場に出た時に発動する特性が多いため、役立つ機会は結構ある。
さいせいりょく
隠れ特性。
ホウオウの能力に噛み合っているが、伝説戦は大火力が飛び交うので、回復が追いつかない事も。
耐久特化させたりとつげきチョッキを持たせる等、活かすには少々工夫が必要だが、ハマれば非常に硬くなる。
しかしステルスロックはやはり厳しいのは忘れずに。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
せいなるほのお100(150)95火傷50%専用技。火傷の追加効果が非常に強力。
フレアドライブ120(180)100反動1/3
火傷10%
一致技。せいなるほのおを超える威力で命中安定だが反動が痛い。
剣盾技レコード。
ニトロチャージ50(75)100素早さ↑100%積みつつ攻撃。補正なしでも130族を抜ける。タスキ潰しにも便利。
第5~7世代技マシン。
ゴッドバード140(210)90急所率+1
怯み30%
威力・追加効果ともに強力だがパワフルハーブが必要。
ブレイブバード120(180)100反動1/3飛行物理の実質メインウェポン。反動はあるが威力は強力。
過去作レベル技。剣盾技レコード。
じしん100100-炎/飛を半減する岩に刺さる。
アイアンヘッド80100怯み30%フェアリー・岩対策になるが炎・飛行・地面の範囲と被る。
剣盾技レコード。
特殊技タイプ威力命中効果解説
もえつきる130(195)100炎喪失一度きりの大技。連発できないが再生力との相性は悪くない。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓防御の高い鋼タイプに。両刀なら反動も気になりにくい。
マジカルフレイム75(112)100特攻↓100%一致技。特殊耐久に磨きをかけられるが低威力。
かみなり11070麻痺30%カイオーガだが対面での打ち合いは無謀。ぼうふうは覚えない。
ソーラービーム120100溜め攻撃グラードン。味方で日照りで展開もよし。天候変化に注意。
変化技タイプ命中効果備考
でんじは90麻痺伝説同士では抜かれることが多いのであると便利。
ふきとばし -強制交代積み技対策。
リフレクター-PT全体防御2倍物理面はそこまで硬くないので。
ひかりのかべ-PT全体特防2倍特殊受けに使う際に。
おいかぜ-PT全体素早さ2倍自身の素早さも補え、後続へのサポートにもなる。USUM教え技。
めいそう  -特攻↑特防↑耐久型などを起点化できるが、物理岩技には無力。
じこさいせい-回復耐久型の回復技。よくも悪くも安定。岩技を持たないグラードンに有効。
はねやすめ-回復耐久型の回復技2。こちらは先手を取ると耐性が大きく変わる。
もえつきると組みあわせるとタイプなしに。

型考察 [編集]

基本物理型 [編集]

特性:プレッシャー/さいせいりょく
性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:攻撃252 素早さ252orHP252
持ち物:いのちのたま/じゃくてんほけん/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/きあいのタスキ
確定技:せいなるほのお/ブレイブバード
選択技:ニトロチャージ/じしん/アイアンヘッド/おいかぜ/はねやすめ/でんじは/どくどく

伝説戦はゼクロム?以外等倍以上を取れる。
苦手な岩タイプ対策としてじしんかアイアンヘッドを使用するのがおすすめ。
素早さが高い相手に先手を取るためにニトロチャージを採用するのもよい。

特性がさいせいりょくであればブレイブバードの反動を交代で回復できるが、ニトロチャージとは相性が悪い。
プレッシャーなら、対面時に相手の素早さが分かる可能性がある。

補助技としては素早さを補うでんじはやおいかぜのほか、特化された受けの突破は困難なこともあるのでどくどくも候補になる。
せいなるほのおの火傷とは相性が悪いが、鋼を呼び難いため通りはよい。

性格・努力値は基本ようき・攻撃素早さ振りだがニトロチャージ採用ならいじっぱり・HP攻撃振りも選択肢に入る。
ニトロチャージ1回でいじっぱりS76やようきS0でルギア(110族)、ようきS92でミュウツーら130族を抜ける。
最速メガミュウツーYを抜くにはいじっぱりS252orようきS148。ただしようきだとチャージ積んでもB252メガミュウツーYを落とせないためいじっぱりも一考。
一方でメガミュウツーXのストーンエッジを@ヨロギのみで耐えるとするとB76が必要。

【サンプル】
性格:いじっぱり 特性:プレッシャー 技:せいなるほのお/ブレイブバード/ニトロチャージ/まもるorみがわり)
特防が高いため、特殊相手ならばカイオーガでない限りは弱点を突かれても耐えられることが多い。
じゃくてんほけん+ニトロチャージでAC2段階、S1段階上昇で全抜きを狙える。

チョッキ型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:いじっぱり/ようき/しんちょう
努力値:HA or HD or ASベース
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:せいなるほのお
選択技:ブレイブバード/じしん/アイアンヘッド/ニトロチャージ

特殊アタッカーに対し鬼のような特殊耐久となる。
しんちょうHD252振りでチョッキを持たせれば、ひかえめC252振りカイオーガの雨状態しおふきですら確2に抑えることができる。
ただしカイオーガには当然のようにやられるため勝負にならない。

しかしチョッキだとステルスロックがつらく、引っ込まないと回復できないので、相手にステルスロック持ちがいると動きづらい。
チョッキでなくてもそれなりに耐久はあるため、安定感を求めるなら下の特殊耐久型の方がよいかもしれない。

特殊耐久型 [編集]

特性:さいせいりょく推奨
性格:しんちょう
努力値:HP252 特防252
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/たべのこし
確定技:せいなるほのお/はねやすめorじこさいせい
選択技:ブレイブバード/じしん/でんじは/ひかりのかべ/アイアンヘッド

HPと特防に努力値を振って耐久を高めた型。
特性がさいせいりょくであれば回復ができ、更なる特殊受けが期待できる。

せいなるほのおの5割火傷による攻撃低下を狙うのもいいが、
できるだけ控えに物理耐久の高いポケモン(岩を半減できるポケモンがおすすめ)を入れるのが好ましい。

おにび耐久型 [編集]

性格:わんぱく
努力値:HP252・防御252、素早さ4
持ち物:たべのこし
確定技:おにび/じこさいせいorはねやすめ
選択技:ブレイブバード/じしん/せいなるほのお/リフレクター

せいなるほのおの火傷5割を狙わずあえておにびで火傷を狙う型。
物理耐久を相対的に補うことができ、物理アタッカーの攻撃も耐える可能性が高くなる。
相手が岩技持ちの場合ははねやすめ推奨。
おにびの通用しない炎タイプにはじしん、炎/飛行に対してはブレイブバードで応戦。


対ホウオウ [編集]

注意すべき点
非常に高い特殊耐久力とさいせいりょくを活かした受け回しができるポケモン。
せいなるほのおの火傷50%により、物理耐久も補える。
じゃくてんほけん・とつげきチョッキと相性がよく、突破力を増されたり、受け性能を向上される。
対策方法
他の炎・飛行タイプと同じくステルスロックがよく刺さる。
特にホウオウは、さいせいりょくを活かしたサイクル戦で真価を発揮するため、出てくるたびにダメージを蓄積できるステルスロックは天敵。
ただし、はねやすめで受けてじゃくてんほけんを発動させ全抜きを狙う型の場合死に出しには注意。
また、せいなるほのおで火傷を引けなければ、物理耐久は特殊耐久に比べれば低いので、バンギラスドサイドン等が有利に立ち回れる。
カイオーガはホウオウ殺しの異名がありホウオウには圧倒的有利かつ天敵。
ゼクロムも一撃でホウオウを倒せるのでオススメ。
カイオーガとゼクロムは安定してホウオウを狩れる。