ファイヤー [編集]
No.146 タイプ:ほのお/ひこう 通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 隠れ特性:ほのおのからだ(直接攻撃を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする) 体重 :60.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
通常時 | はねやすめ使用時 | もえつきる使用時 | |
ばつぐん(4倍) | いわ | --- | --- |
ばつぐん(2倍) | みず/でんき | みず/じめん/いわ | でんき/こおり/いわ |
いまひとつ(1/2) | ほのお/かくとう/はがね/フェアリー | ほのお/くさ/こおり/むし/はがね/フェアリー | くさ/むし/かくとう |
いまひとつ(1/4) | くさ/むし | --- | --- |
こうかなし | じめん | --- | じめん |
単純な構成では埋もれがちなので、下記にある雨パーティーとのシナジー、もえつきるのおかげで幅が広がったおにび+はねやすめのコンボなど、一風変わった個性的な運用を心掛けていきたい。
BDSPではSP限定でハマナスパークで入手可能。ただし隠れ特性固定。
また、フレアドライブやブレイブバード、ほのおのうずなどが喪失した。
- 雨パーティーとの相性について
- ファイヤーは第5世代の頃より、雨パーティとのシナジーで知られる稀有なほのおポケモンである。
メインウェポンとなるぼうふうが雨天必中であるためひこうとしての性質が強まり、雨パーティーの苦手なくさに睨みを利かせることができる。
一方でほのお技は威力減衰するためメインとしては使いにくくなる点は留意。
特性考察 [編集]
- プレッシャー
- 通常特性。自分に向けて使われた技のPPを1減らす。
耐久型で低PP技を枯らす程度なら望めるが、それならば後述するほのおのからだの方が役割と噛み合っている。
効果そのものよりはアナウンスによるS判定が重要。幸いにも一致技の一貫性が高いことから上さえ取れれば負担を掛けやすく、
アタッカー型で同じアナウンス特性持ちとの対面で行動順がわかれば、それだけで非常に動きやすくなる。
一方、それがゆえにこだわりスカーフを見抜かれやすいデメリットでもあるため、スカーフ採用時には注意が必要。
BDSPではポケモンHOMEから連れてくる必要がある。
- ほのおのからだ
- 隠れ特性。接触してきた相手を30%で火傷状態にする。
相手物理アタッカーの先制技などを読んで繰り出すことで、火傷による逆転の目を引ける可能性がある。
ただしファイヤーが弱点とするタイプは非接触の技が多め。発動も確率次第なので過信は禁物。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | やや命中難だが採用しやすい主力技。 | |
オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | 最高火力のメインウェポン。二刀や撃ち逃げに最適。 | |
もえつきる | 炎 | 130(195) | 100 | 炎タイプ喪失 | オーバーヒートに並ぶ最高火力。炎タイプがなくなり、耐性が変化する。 自身が炎タイプでないと使用できず、交換しないかぎり再使用できない。 耐性が変化するので、リザードンとの差別化要素として重要。詳細後述。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90(135) | 100 | 火傷10% | 命中安定だが威力不足。 | |
ぼうふう | 飛 | 110(165) | 70 | 混乱30% | 対格闘。交代読みで水などに。雨なら必中。 | |
エアスラッシュ | 飛 | 75(112) | 95 | 怯み30% | ぼうふうと選択。追加効果は優秀だが威力は控えめ。 | |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め技 | 炎半減の水・岩に刺さる。奇襲目的ならパワフルハーブ必須。 にほんばれとセット採用も。草技はこれだけ。 | |
げんしのちから | 岩 | 60 | 100 | 全能力↑10% | リザードンやミラー戦対策。岩4倍相手に刺さる有効打。 | |
ウェザーボール | 無 | 50/100 | 100 | 天候で変化 | 晴れならかえんほうしゃ以上の性能安定一致技に、 雨なら炎としては珍しい水技になる。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | こだわりスカーフと相性◎。オーバーヒートの撃ち逃げなどにも。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
はねやすめ | 飛 | -- | 最大HPの半分を回復、先制時はそのターン飛行タイプを失う。 通常時は地面技が抜群になるが、もえつきている場合は全てが等倍になる。 | |||
おにび | 炎 | 85 | 物理に当てると役割を持てる。はねやすめも欲しい。 | |||
みがわり | 無 | -- | 状態異常を防ぐ。プレッシャーと合わせて相手のPP削りにも。 | |||
しんぴのまもり | 無 | -- | 耐久戦で居座りたいときに便利。 | |||
にほんばれ | 炎 | -- | 自身の決定力向上に。 | |||
あまごい | 水 | -- | 炎タイプでは珍しいあまごい使い。 とんぼがえりと併せ偽装雨パのエースへ。 | |||
おいかぜ | 飛 | -- | 味方の素早さを倍化。USUM教え技。 | |||
あさのひざし | 無 | -- | 体力回復の再生技だがはねやすめと選択になる。XD産限定技。 | |||
ほえる | 無 | -- | 積み技対策。 |
もえつきるについて [編集]
ファイヤー以外のほのおタイプで覚えるのはバクフーン、ウインディ、禁止伝説のホウオウのみ。
習得者では最高の特攻を持つ上に複合タイプであることがポイント。もえつきる使用後も一致特殊飛行技により一定の火力が維持できる。
また、使用すると4倍弱点が一時的に無くなる点も見逃せない。通常は耐久無振りだとA252ガブリアスのがんせきふうじが43.8%の乱1のところを、
もえつきる使用後は同がんせきふうじが中乱数2、A特化ストーンエッジすらも確定耐えと明確に確定数にズレを生じさせることが出来る。
これを利用して炎技半減読みで出てきた相手の岩技を確定で耐え、反撃のzぼうふうなどで返り討ちにするといった芸当が可能となった。
さらに、この状態ではねやすめを使うと「タイプなし」の状態になるため弱点がなくなり、耐久型においても固有の戦術を狙うことが出来る。
総じて戦術性の高い技であるため、メガリザードンYとの差別化のためにも積極的な採用が望まれる。
型考察 [編集]
アタッカー基本型 [編集]
特性:プレッシャー/ほのおのからだ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:特攻252 素早さ252 or HP252 素早さ調整 残り特攻
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ/パワフルハーブ/回復アイテム
確定技:だいもんじorかえんほうしゃorオーバーヒートorもえつきる/エアスラッシュorぼうふう
選択攻撃技:ほのおのうず/げんしのちから/とんぼがえり/ソーラービーム
選択補助技:おにび/はねやすめ/ねごと/にほんばれ
もえつきるは使用後に炎タイプが消え、交換しない限り再使用できないため、搭載時は扱いやすい炎技との両立もあり。
また、その性質上こだわりアイテムとも相性がよい。
岩4倍が痛いが、ストーンエッジはプレッシャーによってまもるやみがわり連打でPPを削りきれる。
HP252振りだけでおにび込みでようきガブリアスのげきりんに対してはねやすめで受け切れる。
いじっぱり相手には無補正で防御に124以上振る必要がある。
対ファイヤー [編集]
- 注意すべき点
- こだわりメガネでのオーバーヒートから次のサイクルでだいもんじといった風に火力に物を言わせて押してくることがあり、
そうなると無振りガブリアスやヒートロトム程度までは突破されうるため、侮りすぎるとサイクルを破壊されて大きな打撃を被る。
また、補助技とプレッシャーを駆使した耐久型も存在し、素の耐久とおにびによって耐えられる攻撃をみがわりで耐えつつPPを削ってくるため、
本来完封できたはずのヒードランやバンギラスが逆に起点にされるという場合も存在する。
耐久もそこそこあるので不一致弱点の技一撃で落とすのは4倍の岩でないと厳しい。
- 対策方法
- 岩タイプであれば炎と飛行を両方半減できる。
ファイヤーは逃げていくことが多いのでファイヤーの後続に負担をかけるように立ち回りたい。
相手の持ち物がこだわりスカーフでないことが確認できたら、より速いポケモンで一気に潰しにかかるのも手。
クサZソーラービームやめざめるパワー以外ではいわタイプへ有効打を持っている個体も少なくステルスロックで1/2もの体力が削られるため非常に有効。
メガリザードンYやウルガモスの対策ができているならばほぼ同じ手が通用するが物理耐久はややリザードンより高く、ほのおのからだがあるのでやけどに注意。