カモネギ [編集]
No.083 タイプ:ノーマル/ひこう 通常特性:するどいめ(命中率を下げられない・相手の回避率上昇を無視して攻撃できる) せいしんりょく(怯まない) 隠れ特性:まけんき(相手に能力を下げられた時、攻撃が2段階上がる) 体重 :15.0kg(けたぐり・くさむすびの威力40) 専用道具:ながねぎ(急所ランクが+2される)
ノーマル/飛行 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カモネギ | 52 | 90 | 55 | 58 | 62 | 60 | 377 | するどいめ/せいしんりょく/まけんき | |
オニドリル | 65 | 90 | 65 | 61 | 61 | 100 | 442 | するどいめ/スナイパー | |
ドードリオ | 60 | 110 | 70 | 60 | 60 | 110 | 470 | にげあし/はやおき/ちどりあし | |
ムクホーク | 85 | 120 | 70 | 50 | 60 | 100 | 485 | いかく/すてみ |
隠れ特性「まけんき」により「いかく」に強いが、種族値は全体的に低い。
専用アイテム「ながねぎ」による確定急所戦術が可能(後述)だが、能力の低さが祟っていまいち扱いづらい。
種族値面では同タイプに見劣りするものの、高威力一致技のブレイブバードや一発逆転のじたばた、先制技にリーフブレードなど習得技は個性的なものが揃う。
特に特性まけんきと一致じたばたを両立できるポケモンはカモネギのみで、耐久・耐性の脆さもこの点で見れば好都合と取れる。
同複合で一致じたばたが使えるドードリオとも、まけんきによる威嚇耐性で差別化が可能と言える。
ダブルにおいては確定急所によるいかりのつぼの発動要員として一定の有用性を持つが、
同じく確定急所が狙えてより高い素早さを持つケンホロウ?や、
素早さ・耐久共に高くZおいかぜ+きょううんで確定急所を出せるトゲキッスがライバル。
確定急所技の火力の低さや、シンプルビーム・フェイント・てだすけなどカモネギしか覚えない有用なサポート技で差別化を狙いたい。
第8世代でリージョンフォームに追加進化が登場したものの、残念ながら原種には特にテコ入れは無し。
折りたたみ |
特性考察 [編集]
- するどいめ
- 命中低下なし、相手の回避率無視という効果だがかなりピンポイント。
アタッカーとして使うならいかくや能力低下に強くなるまけんきを優先すべきだろう。
- せいしんりょく
- ひるまなくなるのでダブルで多いねこだましに強くなる。
サポート技のおいかぜ・てだすけや確定急所による相方のいかりのつぼ発動などダブル適性もまずまず。
- まけんき
- 隠れ特性。能力が下降するたびに攻撃が2段階上がる。
環境にいかく持ちが増えているため、相対的に本特性の需要も高まっている。
こごえるかぜやがんせきふうじも弱点であるため打たれやすく、特性の発動を誘える場面は少なくない。
アタッカー運用するなら堅実に役割をこなせるこの特性が良いだろう。
ただ同じ特性で種族値で大幅に勝るウォーグル?の存在は覚えておきたい。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
きりさく | 無 | 70(105) | 100 | 急所ランク+1 | 一致技。ながねぎ所持で確定急所。 | |
ブレイブバード | 飛 | 120(180) | 100 | 反動1/3 | 高威力の一致技。きあいのタスキが潰れてしまうのが難点。 | |
ゴッドバード | 飛 | 140(210) | 90 | 急所ランク+1 怯み30% | ながねぎなら必ず急所だが溜めが必要。 鈍足低耐久なため、パワフルハーブやヒコウZ以外での使用は現実的ではない。 | |
リベンジ | 闘 | 60/120 | 100 | 被弾で威力倍増 | 対岩鋼。鈍足とは相性が良い。 | |
リーフブレード | 草 | 90 | 100 | 急所ランク+1 | 一致を半減する岩タイプや草4倍勢に有効。 | |
つじぎり | 悪 | 70 | 100 | 急所ランク+1 | ゴーストに有効。ながねぎで確定急所技の1つ。 | |
はたきおとす | 悪 | 65→97 | 100 | 道具無効化 | 相手の道具を落とす+威力上昇。 | |
どくづき | 毒 | 80 | 100 | 毒30% | 補完はないがフェアリーに有効。 | |
ねっぷう | 炎 | 95 | 90 | 火傷10% | 無振り@いのちのたまでH振りハッサム乱1、D特化ナットレイ?乱2。 少々厳しいが無抵抗よりマシか。剣盾技レコード。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 交代読みや退却に。 | |
フェイント | 無 | 30(45) | 100 | 優先度+2 | 先制技合戦に強い。ダブルでならまもる解除効果も活かせる。 | |
アクロバット | 飛 | 55(82)→ 110(165) | 100 | - | きあいのタスキを持たせる場合。剣盾技マシン。 | |
じたばた | 無 | ~200(300) | 100 | - | きあいのタスキを持たせる場合のメインウェポン。 | |
であいがしら | 虫 | 90 | 100 | 優先度+2 | しんそくと同じ優先度を持つ先制技。使えるのは場に出たターンのみ。 タイプによって無効化はされないが半減されやすい。USUMタマゴ技。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
つるぎのまい | 無 | - | 低めの火力を強化できる。 | |||
こうそくいどう | 超 | - | 最速だと最速スカーフオノノクス?、準速だと準速スカーフオノノクスまで抜ける。 | |||
おいかぜ | 飛 | - | 居座りよりもサポートを重視するなら。とんぼがえりやブレイブバードで退場できる。USUM教え技。 | |||
みがわり | 無 | - | じたばたの調整に。 | |||
シンプルビーム | 無 | 100 | 対象の特性をたんじゅんに変更。主にダブルでのサポート用。 | |||
てだすけ | 無 | - | ダブル用、優先度+5で使用ターンの味方火力1.5倍。 |
型考察 [編集]
じたばた型 [編集]
特性:まけんき
性格:いじっぱりorようきorやんちゃorむじゃき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:じたばた
優先技:リーフブレード/フェイント
攻撃技:おんがえし/ブレイブバード/はたきおとす/ねっぷう
補助技:つるぎのまい/みがわり/おいかぜorこうそくいどう
低耐久を逆手にとり、きあいのタスキを発動させて一致じたばたで殴る型。
A特化最大威力のじたばたの火力は無振りカプ・コケコ?を確1。
まけんきのお陰でいかく込み(A1段階↑)ならH252霊獣ランドロス?を確1となかなかの火力を誇る。
相手のタスキつぶしを狙えるフェイントがあるとより動きやすい。
ライバルは同じく一致じたばたが使えるドードリオだが、特性の使いやすさで大きく勝るため差別化は必要ない。
ギルガルド?には一致技が通らずキングシールドも苦手だが、こちらも影打ち無効なのでつるぎのまいやみがわりがあれば読み合いに持ち込める可能性がある。
物理アタッカー型 [編集]
特性:まけんき
性格:いじっぱりorようき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:ながねぎ/きあいのタスキ
確定技:ブレイブバード/おんがえし
優先技:リーフブレード/つじぎり/であいがしら
攻撃技:はたきおとす/ねっぷう/フェイント
補助技:みがわり
まけんきによりいかくに強い型。
ながねぎの50%急所は魅力だが、鈍足低耐久なため何も出来ず出落ちすることもしばしば。
きあいのタスキのほうが安定性は高いため選択となる。
ながねぎなら一致技にも確定急所になる技はあるが、ゴッドバードは溜めが必要で、きりさくは急所でも威力が低く使いにくい。
もともと耐久はないので、ブレイブバードなどの高火力技を50%急所に賭けて瞬間火力を高める方が優先度は高い。
ウォーグル?には無いリーフブレード(確定急所)があるが、火力指数はドデカバシ?のスキルリンクタネマシンガン以下。
USUMで悪技も使えるようになったため先制技のであいがしらがないと差別化は難しい。(ウォーグルも悪技は覚えないがシャドークローで代用できる)
↑PGLで見てもじたばた不採用の物理型はほぼいない模様。基盤の型考察自体情報が古いので記録WIKIへの移動が妥当かもしれない。
【ダブル】いかりのつぼサポート型 [編集]
特性:せいしんりょく
性格:おくびょう or ずぶとい or おだやか
努力値:HS252 or 耐久特化ベースでS調整
持ち物:ながねぎ
推奨技:つじぎり/フェイント/まもる
候補技:きりさく/リーフブレード/おいかぜ/はたきおとす/てだすけ/シンプルビーム
ながねぎによる急所ランク補正を利用して、味方の「いかりのつぼ」を強制的に発動させようという型。
味方に攻撃する性質上性格はA下降補正で、耐久振りをベースにして運用する。
自前確定急所勢の中で特筆すべきなのが、特性「せいしんりょく」と「フェイント」の存在。
「フェイント」は相手のワイドガード等を崩せるほか、ながネギを持たせた「せいしんりょく」カモネギであれば、
50%の賭けとなるが「ねこだまし」や、鈍足による「このゆびとまれ」「いかりのこな」で妨害されずに高速いかりのつぼ始動という荒業も可能。
同じく高い優先度で高確率急所技を扱えるポケモンに、「しんそく」持ちのピントレンズ「きょううん」トゲキッスがいるが、
同条件であればカモネギの「フェイント」の方が味方へのダメージは僅差ではあるが少ない。
レベル50、A下降補正、個体値0、努力値0
トゲキッス49 × タイプ不一致「しんそく」80=3920、急所により5880
カモネギ85 × タイプ一致「フェイント」45=3825、急所により5737
シンプルビームを追加。
- いかりのつぼポケモンのメイン技のじしんを透かす「ふゆう」を上書きできる。
- いかりのつぼポケモンが潰れたあとも、シンプルビームで味方の積みポケモンを強化できる。
- 単純に強特性を上書きできる。
もちろん、相手の積みポケモンも強化してしまう技なので読みスキルは必須。
対カモネギ [編集]
- 注意点
- 専用道具ながねぎ+急所技で確定急所なので、リフレクターや防御上昇の積み技を無視されてしまう。ながねぎのみでも50%で急所に当たる。
特性まけんきでいかくに強い。
ダブルではせいしんりょくによりねこだましで怯まないいかりのつぼ始動役、フェイント、おいかぜ、てだすけ等意外とサポートに向く。
- 対策方法
- 耐久は紙なので、弱点でなくてもアタッカーが一致技で殴れば大抵落ちる。
ながねぎではなくタスキ+じたばたの可能性もあるので、何らかの方法でタスキを潰しておけば問題なし。
ただ、であいがしらの存在は留意しておくこと。