ハッサム - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

ハッサム [編集]

No.212 タイプ:むし/はがね
通常特性:むしのしらせ(HP1/3以下になると虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
     テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:ライトメタル(体重が半分になる)
体重  :118.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)/ライトメタル時:59.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
虫/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ハッサム70130100558065500むしのしらせ/テクニシャン/ライトメタル
フォレトス7590140606040465がんじょう/ぼうじん
ミノマダム(ゴミ)606995699536424きけんよち/ぼうじん

ばつぐん(4倍)ほのお
ばつぐん(2倍)---
ふつう(1倍)  みず/でんき/かくとう/じめん/ひこう/いわ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/エスパー/むし/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしどく

攻撃が高く、その他の種族値配分にも無駄がないむし×はがね複合タイプ。
平均以上の耐久に加えて弱点がほのおのみという優秀な耐性を持ち、流し範囲の広さはかなりのもの。
交代する相手に刺さるはたきおとす・とんぼがえり・おいうちといった技も完備し、まさにサイクル戦の権化と言える。
さらに特性テクニシャンと各種先制技の相性もよく、つるぎのまいからの先制技で全抜きを狙う資質も備える。
はねやすめと組み合わせた長期戦もこなせるなど、同複合タイプの中でも一歩抜きん出た汎用性を持つ。

欠点は技威力の不足・一致技の通りの悪さによる攻撃性能の欠如である。
テクニシャンの性質上威力60以下(特性込みでも90以下)の技がメインとなる事が多く、つるぎのまい込みでも決定力に欠ける。
一致技の通りも悪く、せっかくつるぎのまいを積んでも引いたりとんぼがえりを選択せざるを得ない状況が起こりやすい。
また、耐久はあくまで中の上といったところで、微妙な素早さも相俟って上からの等倍技でも削られがちである。
特に4倍弱点のほのお技の存在が厄介で、いくら気をつけていても不意のほのお技による役割破壊を防ぎきれないことが多々ある。
優秀なポケモンだが対策もされやすいため、可能な限りリスクを避けた選択肢を取れるよう慎重に運用したい。

BDSPでははねやすめを再習得し、つるぎのまい+はねやすめ型が復活。どくどくは技マシン化したが習得できない。

進化前のストライクの考察は別ページにあります。



形態考察 [編集]

むしのしらせ
威力が上がるのは虫技だけな上、倍率はテクニシャンと同じ。
シザークロス、とんぼがえりはテクニシャンでも上がらないが、これらのためだけに採用する意義はほぼ無い。
スカーフ型などでテクニシャン対象技を入れない場合は消去法でこちらになる。
テクニシャン
基本的にこれ。
タイプ一致先制技であるバレットパンチの威力が上がるのが魅力。
他には全ての先制技、むしくい、どろぼう、つばめがえしなど。
ライトメタル
隠れ特性。体重依存技のダメージが下がるが、100→80と
大きく下がるというわけではなく、テクニシャンの方が有用なので基本的に候補外。
トレース対策にもむしのしらせで十分だと思われる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
通常テクニ
バレットパンチ40(60)90100優先度+1タイプ一致技。高威力の先制技。ハッサムの要。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%タイプ一致技。サイコフィールド、ファストガードに防がれない。
シザークロス80(120)100-タイプ一致技。きゅうけつは覚えない。BDSPではむしくいの代用として。
れんぞくぎり40(60)[90]
→80(120)
→160(240)
95連続命中で
威力上昇
一致技。特性の恩恵で最初からそれなりの威力。
3段階目からは半減でも一致120技相当。
外すか別の技を挟むと威力がリセットされる。
とんぼがえり70(105)100攻撃後交代タイプ一致技。有利対面でアドバンテージを取れる。
こだわりハチマキとの相性がよい。
どろぼう6090100持ち物奪取鋼にも有効で等倍範囲の広いサブウェポン。テクニシャンで高威力。
追加効果はおまけ程度。
かわらわり75100壁破壊壁対策も兼ねて。
つばめがえし6090100必中ヘラクロスとの撃ち合いや交代読みならバシャーモ等にも。
でんこうせっか4060100優先度+1先制攻撃技による全抜きを主とする型において採用。
バレットパンチを半減する炎や電気などに放つ。
フェイント30100守る解除ダブル向け。まもる解除。
バレットパンチ、でんこうせっかより早く先制できる。非接触。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい--攻撃2段階上昇。先制攻撃技の抜き性能を底上げする。ただし読まれやすい。
はねやすめ--HP半分回復。役割遂行の上では、繰り出し回数稼ぎに重要。
ひかりのかべ--後続サポート。対特殊を強化。
ねごと--催眠対策に。

型考察 [編集]

抜きエース型 [編集]

特性:テクニシャン
性格:いじっぱり
努力値:攻撃252 HPor素早さ252
持ち物:いのちのたま/オボンの実
確定技:バレットパンチ/つるぎのまい
選択技:むしくい/はたきおとすorどろぼう/ばかぢから/はねやすめ

とんぼがえりによるサイクル回し性能を放棄し、終盤の抜き性能に特化した型。
ガブリアスなどのステルスロックを使えるポケモンと組み合わせるのが標準。

ハッサム(いのちのたま)配分
いじっぱりAS252,H4時のステータスは「146-200-120-x-100-117」。
耐久に振りたい場合はSを削る。Aを削って決定力を落としてはこの型の意味がない。
逆にSを落としすぎてもむしくいで上から殴れない。
149-200-120-x-100-114(いじっぱり 28-252-0-0-0-228)H:10n-1 / S:最速ラッキー+2
159-200-120-x-100-104(いじっぱり 108-252-0-0-0-148)H:10n-1かつ16n-1 / S:準速ラッキー+2
167-200-120-x-100-96(意地 172-252-0-0-0-84)H:8n-1 / S:4振り配布スイクン+1

サイクル型 [編集]

序盤は役割対象に後出しし、後手とんぼがえりで相手が交代しようが居座ろうがアドバンテージを取り強力なアタッカーを無償降臨させ、
終盤はテクニシャン補正の入るバレットパンチで一掃するハッサムの基本形。
とんぼがえりの負荷がけとバレットパンチの抜き性能に期待したHA振りか、繰り出し性能を重視したHB振り・HD振りに大別される。

味方後続にダメージが入らないよう、とんぼがえりは後手ですることが基本。カバルドンの欠伸ループ対策等のために素早さを最遅にすることも選択肢に入る。
HPは236振りで16n-1調整となる。

HAベース [編集]

特性:テクニシャン
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:攻撃調整 HP236 余り耐久
持ち物:こだわりハチマキ/オッカのみ/ラムのみ
確定技:とんぼがえり/バレットパンチ
選択技:アイアンヘッド/つばめがえし/むしくい/はたきおとすorどろぼう/ばかぢから/つるぎのまい/はねやすめ

持ち物別考察
こだわりハチマキ
特定のポケモンの全抜きを先制技で止めるために必要なダメージ量の確保のために採用される。
また、有利対面からのとんぼがえりで後続に出てくるポケモンへの負担を重くでき、終盤の抜きにも期待できる。
オッカのみ
HAベースのオッカは雨下での採用が主。
ラムのみ
状態異常対策。麻痺、混乱による行動停止を防ぐため。

HBベース [編集]

特性:テクニシャン
性格:わんぱく/のんき
努力値:HP236 防御252 余り特防or攻撃or素早さ
持ち物:オボンのみ
確定技:とんぼがえり/バレットパンチ/はねやすめ
選択技:つばめがえし/むしくい/はたきおとす/ばかぢから/つるぎのまい/どくどく

優秀な耐性と物理耐久、回復技から受けループにも導入可能。ただしバシャーモなどの物理炎は受けられないほか役割破壊の特殊炎技に注意。
物理電気を考慮しない場合、エアームドとはHとAの高さで差別化出来るものの炎4倍が足を引っ張る。羽休めで耐性変化しない点を活かしたい。

HDベース [編集]

特性:テクニシャン
性格:しんちょう/なまいき
努力値:HP236 特防252 余り防御or攻撃or素早さ
持ち物:オボンのみ/オッカのみ
確定技:とんぼがえり/バレットパンチ/はねやすめ
選択技:アイアンヘッド/つばめがえし/むしくい/はたきおとすorおいうち/ばかぢから/つるぎのまい/どくどく

持ち物別考察
オッカのみ
不意のめざパ炎でもまず落ちず確実に役割遂行できる。

こだわりスカーフ型 [編集]

特性:テクニシャン/むしのしらせ(テクニシャン対応技を入れない場合)
性格:ようき
努力値:AS252をベースに調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:とんぼがえり/アイアンヘッド
選択攻撃技:むしくい/はたきおとすorどろぼう/ばかぢから/バレットパンチ

奇襲用。ハッサムはメガストーンやこだわりハチマキが主流のため、まず先制技以外での先制攻撃は読まれない。
高いA種族値からの先制一致とんぼがえりでサイクル戦の主導権を得るのが目的。
最速でスカーフをもたせることで最速122族まで抜くことができるがBDSPでは122族は居らず、次に早いのは120族のジュカインフーディンダグトリオになる。

欠点は耐久を失うこと。基本的に先発運用で意表をつきとんぼがえりでサイクルを回し、終盤に高速+先制技で掃除していくのが基本運用になる。

鋼タイプゆえの優秀な耐性があるため、半減相手なら十分後出しすることができる。
「柔らかいから後出しできない」ということはないため、サイクル戦の中盤に積極的にくり出しても問題ない。

メジャーダメージ計算
防御特化ウォッシュロトム  とんぼがえり :26.8~32.5%

相性考察 [編集]

  • カイリューガブリアスラティオスなどの多くのドラゴン
    ハッサムの苦手とする炎技をドラゴンは半減でき、ドラゴンの苦手とするドラゴン技・氷技・フェアリー技をハッサムが半減できる。
    特にラティオスとの組み合わせは有名。
  • 雨パ(ペリッパー+キングドラなど)
    ハッサムの唯一の弱点である炎の威力を半減し相性上でも基本有利なため、選出時点で炎を抑制し事実上の大幅耐久増を見込める。
    雨パで重くなりがちなバンギラスに対して有利なため、補完枠としても好相性。

対ハッサム [編集]

注意すべき点
優先度+1のバレットパンチを使え、無振りでもそこそこの火力+つるぎのまい。
細かいところではあるが、虫食いの存在によりウイのみを除くきのみを用いた受けが成立しない。
対策方法
炎技がとにかく有効。しかしハッサム側もそれを承知なため、まともに食らってくれるわけがない。
また、バレットパンチ・とんぼがえりがメインのため炎タイプには大した負荷を与えられない。
所詮物理技でしか攻撃できないのでおにびも有効。

ヒードランならば虫も鋼も1/4、どくどく無効なので余裕で受け出し可能。
パーティに居るだけでハッサムの選出を牽制できる。
他には
  • 居座りを誘って炎技で奇襲する(ガブリアスのだいもんじなど)
  • 水、電気、地面、ゴーストの等倍高火力技で負荷をかける。
  • バレットパンチ耐性を持つポケモンを使う(ほのおタイプ、スイクンなど)
  • つるぎのまいを警戒し起点をできるだけ与えないようにする
  • 回復されるため一長一短だが、むしくいでウイのみを食べさせて混乱させる。