サンダー [編集]
No.145 タイプ:でんき/ひこう 通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 隠れ特性:せいでんき(接触技を受けたとき、3割の確率で相手をまひ状態にする) 体重 :52.6kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
でんき×ひこうの準伝説ポケモン。
抜群2半減5無効1ではねやすめにより弱点が完全変化する優秀な耐性、受けもアタッカーもこなせる高種族値を持つ。
尖った性能はないものの、代替が利かないタイプ、アタッカー・受け・サポーターのいずれもこなすポテンシャルから汎用性が高く、多少の変動はあれどどの世代でも高い人気を誇るポケモン。
しかし、BDSPではねっぷう、エアカッター、ぼうふう、かいでんぱ、どくどく、めざめるパワー、おいかぜ等、
有用な技のほとんどが使用できなくなっている。なお、上記の技を覚えているサンダーをHOME経由で連れてきた場合BDSPのレベル技に差し替えられる。
(homeに戻せば過去作技に戻る)
なお、ハマナスパークで入手できる個体は隠れ特性のせいでんき固定であるため、プレッシャー個体はhome経由で過去作産を連れてくるしかない。
- シングル
- 現在入手できる個体が隠れ特性固定、及びアタッカーとして有用なサブウェポンが没収されている関係上、物理受けとして運用されることが大半。
- ダブル
- 浮いているでんきであり、地面技に縛られずにみず・ひこうに役割を持てる。
タイプ上多くのおいかぜ使いに有利でありながら、自身は弱点の少なさにより崩されにくく安定してS操作をすることができ、スタンダードパーティーをはじめ非常に多くのパーティーで採用されるグッドスタッフの一角。
特性考察 [編集]
- プレッシャー
- 相手のPPを多く減らすため、はねやすめと合わせて粘ることで相手の有効打を潰せる可能性がある。
受け向きの特性だが、アタッカーにおいても登場時アナウンスによりS判定が出来るなど利点はある。
home対応により解禁。
- せいでんき
- 隠れ特性。受け型なら受けつつマヒを期待できるため噛み合いが良い。
一方で弱点の氷・岩は非接触の技が多く、特殊アタッカーを呼びやすいこともあって物理への受け出し以外では発動しづらい。
毒を入れたい相手をマヒさせてしまう可能性もあり、はねやすめ等で粘るならばプレッシャーに軍配が上がる可能性も十分にある。
アタッカーの場合は「プレッシャー」のアナウンスから相手にS判定されなくなるが、同時にこちらも相手の素早さも見抜けなくなることを意味する。
有用性は高いが利点ばかりではないため、パーティーに合わせてどちらが最適かよく考えること。
ハマナスパークで捕獲できる個体はこちらの特性で確定。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
物理受け型 [編集]
特性:プレッシャー(推奨)orせいでんき
性格:ずぶとい(推奨)orおくびょう
努力値:H204(たべのこし時H220) B252をベースにS調整
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/ぼうじんゴーグル
確定技:10まんボルトorほうでんorボルトチェンジ/はねやすめ
選択攻撃技:エアカッター
選択補助技:どくどく/でんじは/みがわり
優秀なタイプ構成と恵まれた種族値により、非常に繰り出しやすい。
特性はせいでんきよりもプレッシャーを推奨。
特に敵の攻撃とはねやすめを繰り返す形になったとき、プレッシャーならPPで優位に立てる。
麻痺にしたいならせいでんきに頼るよりもほうでんの方がよい。試行回数も役割上稼ぎやすい。
どくどくを使うならなおさらプレッシャー。
また、多少Cに努力値を回すことで予想外の火力が出るため、仮想敵に合わせての各種調整は後述の特殊受けの場合も含めてかなり有効。
先述の通りはねやすめで耐性がガラッと変わる。
そのため、自身より遅いポケモンはこちらがはねやすめを使うか否か推測して技を選ばなければならない点が一つの強み。
素早さ調整時の耐久力比較(ステータスは実数値で表記)
調整例 | 素早さ | HP | 防御 | 物理耐久指数 |
S4振り | 121 | 197 | 150 | 29550 |
最速バンギラス抜き | 125 | 197 | 146 | 28762 |
最速65族抜き | 129 | 197 | 141 | 27777 |
最速70族抜き | 135 | 197 | 135 | 26595 |
準速85族抜き | 138 | 197 | 132 | 26004 |
アタッカー型 [編集]
特性:プレッシャーorせいでんき
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:特攻252 素早さ252or調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ/とつげきチョッキ
確定技:かみなりor10まんボルト/ねっぷう
選択攻撃技:めざめるパワー(氷/草)/めざめるパワー(飛)orエアカッター/とんぼがえりorボルトチェンジ
選択補助技:でんじは/はねやすめ
特殊アタッカーのサンダー。
エアカッターは第四世代限定。また、XY産でめざパ飛行と最速を両立するにはすごいとっくんが必要。
ボルトロス?はねっぷうを覚えないがやきつくす(炎特殊威力60)を習得する。しかしサンダーがその劣化となることはない。
- とんぼがえり・ボルトチェンジ
- ボルトチェンジは地面や特性によって無効化されるが、特殊の一致技なのでそこそこ威力が出る。非接触技。
とんぼがえりは無効化されないが、威力には期待できない。接触技。
特殊受け型 [編集]
特性:プレッシャーorせいでんき
性格:おだやか
努力値:H252 D252をベースにCS調整
持ち物:オボンのみ/半分回復実/たべのこし/ラムのみ
確定技:10まんボルトorほうでん/はねやすめ
優先技:でんじはorどくどく(同時採用可)
選択攻撃技:ねっぷう/ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)/めざめるパワー(飛)orエアカッター
選択補助技:みがわり
高水準の種族値とタイプ構成、高速再生技を持つことから、対特殊としての役割を伸ばした型。
ずぶといB振りベースの型では相手しにくいボルトロス?やウォッシュロトム、ゲンガー、特殊ギルガルド?、ダウンロードポリゴン2、
対面のゲッコウガ?やサザンドラ?などの特殊火力のでるメジャーなアタッカーに役割が持てるほか、サブに採用されやすいれいとうビームや
めざめるパワー(氷)への耐性が増し、安定して遂行が狙える。
役割対象の関係上、ねっぷうの優先度は物理受け型よりも低い。
また、通常では相手のしにくい毒無効でねっぷうが有効打になりにくいギルガルド?(弱点保険の可能性やそもそも火力不足)やメガフシギバナ等もみがわり+プレッシャーで強引に負担をかけることが可能。
遂行速度は極めて遅くなるため、PPに負担をかけつつ隙を見て交代し、後続で上手く起点化するのが理想。
基本構成
HDベース/たべのこしorラムのみorオボンのみ
10まんボルトorほうでん/ねっぷう/でんじはorどくどく/はねやすめ
ポリゴン2やクレセリアなどに安定して役割遂行するにはどくどくは欲しいところ。しかし、ゲンガーやゲッコウガ、サザンドラなど
麻痺を刺したい相手も多いので両採用も十分候補。10まんボルトをほうでんにすることで、一応麻痺撒きの誤魔化しはできるが安定感には欠ける。
こだわりスカーフ型 [編集]
特性:せいでんき(推奨)orプレッシャー
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252をベースにH調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ボルトチェンジ/10まんボルト
選択技:エアカッター/どくどく など
S100属の素早さと高いCを持ち、優れた耐久を持つためスカーフと相性はよい。
受け型と読まれやすく奇襲性が高いのも評価点。
がんせきふうじ持ちやスカーフの霊獣ランドロス?とのタイマン性能を意識するならおくびょう。
いじっぱりスカーフガブリアスまで抜けるのも大きい。
いのちのたまゲッコウガ?の行動やハチマキファイアロー?のとんぼがえりなどをさせずに突破可能。
対ゲンガーなどにも強くなり、高いタイマン性能とストッパー性能を有する。
特性はせいでんきを推奨。これはプレッシャーでS判定が行われるのを避けるのが目的である。
【ダブル】アタッカーor耐久兼おいかぜサポート型 [編集]
特性:プレッシャーorせいでんき
性格:ひかえめ/おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HCorHBorHDorCSベース
持ち物:デンキZ/半分回復実/各種シード/オボンのみ/いのちのたま
確定技:10まんボルト(推奨)orかみなりorほうでん/おいかぜ
優先技:ねっぷう
選択攻撃技:めざめるパワー(氷/草)/めざめるパワー(飛)orエアカッター/ボルトチェンジorとんぼがえり
選択補助技:まもるorみきり/はねやすめ/でんじは/どくどく/ほえる
ダブル用の型。
電気技・ねっぷう・めざパ氷の範囲が優秀で、おいかぜも使える。
調整次第では様々な攻撃を耐えうる。
持ち物は地面を繰り出されにくい耐性から無効化されず通りやすいデンキZが群を抜いて多く、良耐性から発動させやすい半分回復実や極端に苦手な相手の少なさから維持しやすくはねやすめとも好相性なサイコシード・ミストシードが続く。
努力値はデンキZ持ちはCSベース、半分回復実・シード持ちはHCベースが基本。
対サンダー [編集]
- 注意すべき点
- 電気・飛行という攻防両面に優れたタイプを持ち、安定して高い種族値を持つ。
耐性を活かした物理受けとして使われることが多いが、特攻も高水準でありアタッカーとしても脅威。
そこそこ速いため、耐久型同士の戦いでは比較的先手を取られることが多い。