ポリゴン2 [編集]
No.233 タイプ:ノーマル 通常特性:トレース(相手と同じ特性になる) ダウンロード(相手の防御が高ければ特攻が、特防が高ければ攻撃が1段階上がる。同じなら特攻が上がる) 隠れ特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される) 体重 :32.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
進化前後 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ポリゴン2 | 85 | 80 | 90 | 105 | 95 | 60 | 515 | トレース/ダウンロード/アナライズ |
ポリゴンZ | 85 | 80 | 70 | 135 | 75 | 90 | 535 | てきおうりょく/ダウンロード/アナライズ |
第2世代出身のノーマルポケモン。
耐性はゴースト無効のみだが弱点もかくとうのみであり、並の等倍火力で突破するのは困難を極める。
加えて豊富な攻撃技・変化技を持ち、「トレース」による特定のポケモンへのメタ性能、「ダウンロード」及び「アナライズ」による撃ち合い性能と優秀な要素が揃っている。
重火力アタッカーとしての側面も持つため起点化もされにくく、他の進化前ポケモンとは一線を画する汎用性を持っている。
- HPに244振りすると実数値が16n-1である191になる。
定数ダメージが最も少なくなるため、全振りよりも244振りを推奨。抜群技の確定圏及びじこさいせいの回復量は変化しない。
BDSPではしんかのきせきが存在しない。数値受けノーマルとして大きな弱体化を受けた。
どくどく、のろい→おんがえし、イカサマの没収により、戦術の幅が減ったのもかなり痛手。
もはやこれまでのポリゴン2とは別のポケモンと化していると言えるほど弱体化が激しいが、
進化後のポリゴンZとは種族値配分が異なるため別途考察を行う。
特性考察 [編集]
基本的にはトレースかダウンロードが選択される事が多いが、シーズンによって採用率にはばらつきがある。
いずれも優秀な特性なため、読み違えはパーティの崩壊にも繋がる。なるべく直近の採用率の傾向をチェックしておきたい。
尚、アナウンスの出る特性が2つあるため出した瞬間どの特性か必然的にバレる(トレースできない特性持ちに出した場合を除く)。
- トレース
- いかくやおやこあい等の強特性をコピーできる点が強み。相手のゲッコウガなどの特性を見ることも出来る。
ちくでん・もらいび・ちょすいなどで相手のメイン技を使えなくすることもできる。
先発等ではなく、受け出しが基本のポリゴン2とは相性がよいと言える。
後出し性能を補強できるため、主に受けをメインとする型で採用される。
稀になまけやよわき等のデメリット特性をトレースしてしまうこともあるが、その場合は交代すればよい。
- ダウンロード
- アタッカーも兼ねるならコレ。物理の多い現環境では特殊火力が上がることが多い。
しかし、ギルガルド?を筆頭に特にBD種族値が同じポケモンなどはDを1だけ高くしている例が多く、Aが上がることも多い。
強力であることには違いないが、対策もされやすいため環境を見極める必要がある。
第7世代からはフィールド効果やでんじはの弱体化で状態異常技が使いづらくなったため、受けに特化したトレース軸の型は減少傾向。
それに伴って、重火力アタッカーの側面を強化できるこちらの特性が優先されることが多くなっている。
- アナライズ
- 隠れ特性。ダウンロード同様アタッカー向きの特性。
ダウンロードの方が火力は上だが、鈍足なポリゴン2とは相性がよく、相手を選ばない点が長所。
しかし、ポリゴン2をアタッカー運用する場合は鈍足を活かすためトリックルームを持たせることが多く、
本特性はトリル運用との相性が致命的に悪いこともあって採用率はあまり高くない。
前提としてトリル運用はせず、なおかつトレースでデメリット特性をコピーしたくない、
もしくは環境でダウンロードが無駄になることが多いと感じたならこちらの採用も考えられる。
他のアナライズ持ちも同様だが、本来なら先手をとれる相手に対しあえて後手をとるメリットはほとんどない。
技考察 [編集]
攻撃技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
トライアタック | 無 | 80(120) | 100 | 火傷麻痺凍り 20% | タイプ一致技。性能安定。撃ち合い重視のHC型での採用が多い。 | |
れいとうビーム | 氷 | 90 | 100 | 凍り10% | ボーマンダ・ガブリアスを筆頭とする役割対象への遂行技。 | |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | HCベースにおける水への有効打。 | |
ほうでん | 電 | 80 | 100 | 麻痺30% | 電気弱点への有効打+麻痺でごまかしを狙える技としてでんじはと選択で採用。 | |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | 対ゴースト。追加効果が優秀で通りもよい。 テクスチャーと合わせればゴーストタイプになれる。 | |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特防↓10% | ゲンガーやバシャーモに。 | |
イカサマ | 悪 | 95 | 100 | - | 相手の攻撃でダメージ計算をする物理技。物理受け型で。剣盾技レコード。 | |
からげんき | 無 | 70(105) →140(210) | 100 | - | 要ダウンロード。状態異常を撒く特殊受けへの対策。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 備考 | |||
じこさいせい | 無 | -- | 回復技。耐久型なら必須。 | |||
でんじは | 電 | 90 | 構築全体で麻痺が有効に作用する場合に採用。 | |||
トリックルーム | 超 | -- | 後続の鈍足アタッカーをサポート。退場技はない。 | |||
テクスチャー | 無 | -- | 一番上の技のタイプと同じタイプに変化する。交代すれば元のタイプに戻る。 変化後のタイプとしてはゴーストが第一候補。その場合シャドーボールとセットで。 抜群だった格闘が無効になり、弱点は高威力技が少ないゴーストと悪だけになる。 ただし、呼ぶはたきおとすが抜群になる点は注意。 ポリゴン2を見せると相手は格闘タイプを温存してくるので、終盤で使えれば意表を突ける。 |
型考察 [編集]
物理受け型 [編集]
特性:トレース(推奨)orダウンロードorアナライズ
性格:ずぶとい/のんき
努力値:H244 B252をベースに特攻と素早さを調整
持ち物:たべのこし
確定技:じこさいせい
優先技:れいとうビーム
選択技:イカサマ/ほうでん/トライアタック/シャドーボール/どくどく/でんじは/トリックルーム
そこそこ高い防御を活かした数値物理受け。
広範囲に加え、役割対象のボーマンダ、ガブリアス等に刺さるれいとうビーム、
高速回復技のじこさいせいの2種はほぼ確定で入ると思っていい。
- 技考察
- ・イカサマ
積み技に強く物理受けとの相性もよい。
・ほうでん
ダメージ+麻痺でごまかしを狙える技。れいとうビームと範囲相性がよい。
マリルリの処理速度を早めたり、メガギャラドスにみがわりを許さなかったりするところが利点。
10まんボルトはメジャーどころへの確定数がほうでんとあまり変わらないので採用価値が見いだされない。
・トライアタック
一致技で一貫性が高いが、物理受けの場合他の技でも事足りる事が多い。
マンムーを早めに処理したい場面で有効。
・シャドーボール
ミミッキュ?、毒守ギルガルド?などに有効。
・どくどく
毒・鋼以外に大きく負担をかけることができる一貫性の高い技。
ねむるのない耐久型に大きな役割を持てるようになる。
・でんじは
抜きエースストッパーとなり、なおかつ強力な後続サポートにもなる。
第7世代から麻痺での素早さが1/2になり、麻痺させても相手のほうが素早さが高いことも多くなった。
採用するなら多少の素早さ調整も視野に入る。
アナライズについて |
アタッカー型 [編集]
特性:ダウンロード/アナライズ/トレース
性格:ひかえめ
努力値:H244 C252をベースにS調整
確定技:トライアタック
選択攻撃技:10まんボルト/れいとうビーム/シャドーボール/サイコキネシス/めざめるパワー(地/炎)
選択補助技:じこさいせい/トリックルーム/どくどく/でんじは
撃ち合いに特化しガブリアス、ゲンガー、ギャラドス、ゲッコウガ?、ミミッキュ?などとのタイマンを制する。
補完として採用するケースかトリル要員として採用するケースが主。特性ダウンロードは物理に偏っている現環境で活きる。
ただし強力ゆえに特防>防御になるよう調整されることも多いため、ダウンロード対策が蔓延っていると感じたらアナライズも一考。
トリックルーム採用の場合はメガクチートと組まれることが多い。いわゆる「ポリクチ」の並び。
トライアタックは明確な役割対象がいないから選択でいいのでは
アタッカーでもアナライズ以外では麻痺でワンチャン残せるほうでんの方が役に立つと思う
アナライズ採用時の性格について |
特殊受け型 [編集]
特性:ダウンロードorトレース
性格:おだやかorなまいき
努力値:H244 D252をベースに調整
確定技:じこさいせい
選択攻撃技:トライアタックorおんがえしorからげんき/ほうでん/れいとうビーム
めざめるパワー(炎/地面)/シャドーボール/イカサマ
選択補助技:どくどく/でんじは
耐性はゴーストしかないものの、きせきによる超耐久で数値受けが可能。パーティの補完として採用される。
攻撃技の選択によって見れる対象が大幅に変わるため、パーティに合わせて決める。
トライアタック:基本的な一致技。耐久との殴り合いになれば追加効果も期待できる。
物理ノーマル :DLによりAが上昇する相手に刺さりやすい。主にウルガモス?、サーナイト、ニンフィア?、ライコウなど。
ほうでん :ゲンガーやメガリザードンY、スイクンへの有効打のほか、メガギャラドスのごまかしにも使える。
れいとうビーム:広範囲技。メジャー対象はボルトロス?、ガブリアスやボーマンダの起点回避として。
めざパ地面炎 :こだわりヒードランピンポイント気味。毒守には負けかねないので危険。炎はナットレイ?とハッサムに隙を見せない技だが、
特殊受けの役割対象としては微妙。
シャドーボール:ゲンガーや特殊ギルガルド?、クレセリアなどに。
イカサマ :物理アタッカーの起点化防止、毒守でないギルガルド?へ。
対ポリゴン2 [編集]
- 注意すべき点
- 「しんかのきせき」を持たせることにより圧倒的な耐久力を誇る。
イカサマにより積み技を以って対策することが困難であり、対策を怠れば高い数値の前に為す術がない。
特性ダウンロード込みで高い火力を持つポリゴン2もいる。
メガゲンガーやメガクチートなどのセットで採用されるポケモンを同時に対策する必要がある。
- 対策方法
- ■どくどく
ポリゴン2を誘うアタッカーに仕込むだけで簡単に機能停止可能。
相手がポリゴン2に交代してくる際に放つ。 - ■はたきおとす
しんかのきせきを無効化して耐久力を削ぐ。
セットで採用されやすいメガゲンガーにも一貫する対策。
ただしマリルリなどの悪受けは確実に相手の構築に入っている。 - ■ギルガルド? (シャドーボール/どくどく/みがわり/キングシールド@たべのこし)
HBベースのポリゴン2に限ればこのギルガルドで完封可能。
ギルガルドがC振りであればメガゲンガーやメガクチートなどとセットで対策可能。
最近はSに振ったみがわりを持つポリゴン2の台頭に注意。先にみがわりを置かれると逆にこちらからまったく手が出せなくなる。 - ■一撃必殺技
攻撃試行回数は稼げるので有効。
ただし、がんじょうをトレースされるとこの戦法は使えなくなる。 - ■特殊技
環境に存在するポリゴン2は物理受けやアタッカーが多い。
流石にきせき+H振りのみでは十分な特殊耐久は確保されておらず、こだわりメガネ持ちの特殊アタッカーであれば弱点をつかなくとも押しきることが可能。
具体的にはC特化シャンデラ?の眼鏡かえんほうしゃから確2をとることができる。
受けれると思って出てきたポリゴン2をそのまま突破できればしめたもの。
またイカサマが脅威となるのは攻撃が上がる積み技のみであるため、ウルガモス?など特殊耐久が高いポケモンで起点にしてもよい。 - ■拘りトリック
ポリゴン2を呼ぶポケモンの中で拘りトリックができるポケモンが少ない。
こだわりメガネだと特殊技の、こだわりハチマキだとイカサマの火力強化になる点にも注意。 - ■格闘ポケモン
ポリゴン2に限れば突破できるが、サイクルを回されジリ貧ならば意味が無い。
↑チャーレムはどうだろうか。
メガシンカ後ならばこちら無補正でもヨガパワー込とびひざげりで防御特化もきせき込確定1発。
ただ読まれやすいのが難点だが。
格闘タイプではないがメガガルーラのグロウパンチ連打なら容易に突破でき次の相手にAのランクアップが残せる。
↑、↑↑格闘タイプで対策するなら、後ろに控えてる可能性の高いゲンガーをどうするかが課題になりそうだな。
↑メガミミロップならとびひざげり+おんがえしで安定してゲンガーを落とせるがどうだろうか。
↑メガミミロップいいと思うので追加しておいた
難点は火力が控えめなのでHB特化だとHPを残してしまいがちなところ。 - ■ちょうはつ
じこさいせいで一方的に完封されるということは防げる。どの型でも高確率で補助技が入っているため有効。
ただしアナライズ・ダウンロードで数値以上に火力が出るため、読み違いには注意。