クチート - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

クチート [編集]

No.303 タイプ:はがね/フェアリー
通常特性:かいりきバサミ(相手に攻撃を下げられない)
     いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる)
隠れ特性:ちからずく(一部の技の追加効果がなくなる代わりに威力が1.3倍になる)
体重  :11.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
ちからずく/鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
クチート508585555550380かいりきバサミ/いかく/ちからずく
ハガネール7585200556530510がんじょう/いしあたま/ちからずく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/ひこう/いわ/こおり/あく/フェアリー/エスパー
いまひとつ(1/4)むし
こうかなしどく/ドラゴン

第三世代から登場しているはがね×フェアリーでBDSPでは唯一の複合タイプ。
弱点2・半減以下11と非常に恵まれた耐性を持つものの、合計400に届かない種族値が難点。
第八世代でメガシンカが廃止され、火力・耐久双方の不足が目に見えて問題となっている。

技方面もいかりのまえば、はたきおとすといった重要な技が剥奪。
当環境において他の鋼物理アタッカーと比べると役割が奪われがちで
他の技については最早比較するまでもなく、アタッカーとしての運用はかなり苦しい。

一応、優秀な特性であるいかくは続投。はがね、フェアリー共に唯一の持ち主なので差別化要素にもなる。
いかくを無効化する特性が増え、またまけんきかちきの跋扈など逆風もあるが採用圏内にはなる。

BDSPでメタルバーストが復活。一方で、ダブル向けのてだすけは没収された。
シングルではメタルバーストを中心とした立ち回りがメインとなるだろうか。



特性考察 [編集]

かいりきバサミ
攻撃を下げられなくなる。メガシンカの廃止により、一気に重要度が低下した。
元々火力が足りず、アタッカーとして力不足なのは前述の通り。
後続に役立ついかくが優先、奇襲としてアタッカー運用するにせよ、ちからずくの方が汎用性が高い。
いかく
繰り出すだけで相手全員の攻撃が下がる。ダブルで特に有効な強特性。
第八世代でいかくを無効化する特性が増加したものの、相変わらず物理アタッカーに刺さるので基本はこちら。
トレースに注意。心配なら相方は特殊アタッカーにしておこう。
ちからずく
隠れ特性。確率で発動する追加効果(100%含む)を発生させなくし、技の威力を1.3倍に。
適用技にはいのちのたまの反動がなくなるので、デメリットなしで合計1.69倍の火力を叩き出すことが可能。
足りない火力を大きく補ってくれるが、恩恵の得られる技は限られている。
また、同特性のはがねタイプとして、より物理耐久の高いハガネールが存在する。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力ちからずく命中効果解説
じゃれつく90(135)17590攻撃↓10%タイプ一致技。命中不安。
アイアンヘッド80(120)156100怯み30%タイプ一致技。性能安定。
味方のトリックルームやでんじはとあわせれば怯みも狙える。
メタルバースト--1001.5倍返し
優先度±0
H252振りでタスキとあわせてHP種族値130未満の相手を一撃。
優先度±0なので行動順やすばやさ調整に注意。
ふいうち70-100優先度+1先制技。読みが必要だが高威力。鈍足を補えるのでほぼ必須。
イカサマ95-100相手A利用相手の攻撃力を利用できる攻撃技。いかくとは相性が悪い。
ほのおのキバ658495火傷10%
怯み10%
4倍狙いでハッサムの他ヌケニンにも。ほのおのパンチは覚えない。
こおりのキバ658495凍り10%
怯み10%
4倍狙いでガブリアスグライオンに。
かみなりのキバ658495麻痺10%
怯み10%
4倍狙いでギャラドスペリッパーに。
どくどくのキバ5065100猛毒50%猛毒で強引な突破が狙える。呼ぶ鋼に無効。
ストーンエッジ100-80急所ランク+1対炎。高威力・命中不安。
いわなだれ759790怯み30%同上。味方のトリックルームやでんじはとあわせて。
ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ607895素早さ↓100%後続サポート。自身には活きづらい。ちからずくとは相性が悪い。
かわらわり75-100壁破壊対鋼。壁構築に強くなる。
きあいパンチ150-100優先度-3一致技よりも威力が高い。流し際やみがわりと合わせて。
ちきゅうなげ--100定数ダメージ定数50ダメージ。霊に無効。Aに全く振らないなら。
変化技タイプ命中解説
ちょうはつ100補助技対策。
つるぎのまい-攻撃を強化。ふいうちとあわせて縛り性能強化。
てっぺき-防御を強化。
たくわえる-防御・特防を強化。3回まで。
バトンタッチ-積み技やみがわりを引き継ぐ。
みがわり-補助技対策や、交代読みで。
ステルスロック-サポート用。交代読みで。
ミストフィールド-サポート用。火力系フィールドの除去や状態異常対策に。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:いかく/ちからずく
性格:いじっぱりorゆうかん(トリックルーム)
努力値:A252 S調整 残りH
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/とつげきチョッキ/オボンのみ/ラムのみ
確定技:じゃれつく/ふいうち
優先技:アイアンヘッド
攻撃技:だいもんじorほのおのキバ/かみくだく/れいとうパンチorれいとうビーム/かみなりパンチor10まんボルト/ストーンエッジorいわなだれ
変化技:つるぎのまい/ちょうはつ/ステルスロック/みがわり

オーソドックスな耐えて殴るタイプの鈍足アタッカー。
耐性は優秀だが耐久数値(特に特殊耐久)が貧弱なので、無効タイプやいかくを活かさないと後出しは厳しい。
広い攻撃範囲に先制技も揃うが、攻撃の種族値自体は控え目なので過信は禁物。
ちからずくならメインウェポン含め火力が補強できるが、場に出るだけで物理相手に最低限仕事ができるいかくは捨てがたい。

ハッサムを意識するならほのお技が欲しいが、ダメージはほのおのキバ<下降補正だいもんじ。
物理環境も相まって、他の役割破壊技も特殊技のほうがいかくにも強いので安定しやすい。
無論つるぎのまい採用型に関してはこの限りではない。

サポート型 [編集]

特性:いかく
性格:わんぱくorしんちょうorようき
努力値:HB252orHD252orHS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ステルスロック
優先技:ふいうち/がんせきふうじ
攻撃技:じゃれつく/アイアンヘッド/サイコファング/かわらわり/てっていこうせん/だいもんじ/れいとうビーム/10まんボルト
変化技:ちょうはつ/バトンタッチ/こらえる

いかくによる物理への火力削ぎとステルスロック撒きを同時に行える。
ふいうちがあるので最低限タスキ潰しもでき、がんせきふうじでS操作もできる。
かわらわりは壁展開の阻止用。

ちょうはつは鈍足耐久型の起点阻止用。Sに振っておけばある程度機能する。


相性考察 [編集]

ラティアス
じめん無効、ほのお半減でいやしのねがい・でんじはを覚える。
フライゴン
互いの弱点をすべて半減以下に抑えることができる。
ただし、複合範囲ではマンムーなど両者に弱点をついてくるポケモンも少なくない。
いずれもかたやぶりじめんは一貫するので注意。

対クチート [編集]

注意すべき点
優秀な複合タイプによる多耐性といかくにより、数値以上に繰り出し性能が高い。
ステルスロック・ミストフィールドといった設置技、ちょうはつ・てだすけなどの有用な補助技を持つ。
ちからずくを活かしたアタッカーもおり、技範囲が広く、適用技も多く習得するため数値以上に火力が出る。
つるぎのまい+ふいうち、バトンタッチなどのコンボも備えており油断ならない。
対策方法
数値の割にできることが多いというだけで、クチート自体はステータスが低く特別危険なポケモンではない。
特殊耐久は壊滅的に低く、いかくで誤魔化されない特殊アタッカーなら容易く殴り倒せる。
エース運用はまずされず、いかくを絡めてサイクル運用されることが主なので、後続を常に意識して立ち回ると良い。