オクタン - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

オクタン [編集]

No.224 タイプ:みず
通常特性:きゅうばん(相手から強制交代させられない)
     スナイパー(攻撃が相手の急所に当たった際のダメージが2.25倍になる)
隠れ特性:ムラっけ(ターン終了時にどれか1つの能力が2段階上がり、他のどれかの能力が1段階下がる)
体重  :28.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
鈍足水タイプHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
オクタン75105751057545480きゅうばん/スナイパー/ムラっけ
ヤドラン95751101008030490どんかん/マイペース/さいせいりょく
ムラっけHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性特徴
オクタン75105751057545480きゅうばん/スナイパー/ムラっけムラっけ最高の攻撃・特攻、豊富な攻撃技、耐性優秀、一致ねっとう、連続技
オニゴーリ808080808080480せいしんりょく/アイスボディ/ムラっけムラっけ最高の耐久かつ最速、一致こおりのいぶき、一致ぜったいれいど
ビーダル798560556071410たんじゅん/てんねん/ムラっけ固有耐性、一致ねっとう、いかりのまえば、ステルスロック
ドーブル552035204575250マイペース/テクニシャン/ムラっけムラっけと相性の良い全ての技を習得可能

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

両刀向けの種族値を持つ、単みずタイプの重火力アタッカー。耐久は並程度。
覚える攻撃技の範囲が半端ではなく、ほとんどのタイプの技を覚え、でんじはやみずびたしと小技もそこそこ。
一致技もハイドロポンプやしおふきと火力のあるものが揃っている。

しかし種族値の低さが災いしてオーソドックスなアタッカー型の使い勝手はイマイチ。
両刀種族値・特性からエース運用が前提になるが、A・Cはそこそこ、素早さは麻痺を絡めてもそうそう上を取れないなど対面性能の低さが目立つ。
同じみずタイプを持つ鈍足特殊アタッカーとしてはサイクル性能の高いヤドランがおり、セルフトリルによるS操作も可能と対面性能にも隙がない。
物理技の範囲で大きく差別化できるものの、個性を活かしつつ活躍させるにはパーティ単位での作戦が必要になる。

差別化としてはやはりムラっけを利用したターン稼ぎによる自己強化が重要といえる。
その場合は当然オニゴーリなどの他のムラっけ持ちがライバルとなるが、ムラっけでは最鈍であることが足を引っ張る。
ムラっけは相手の上を取ってみがまも連打で発動回数を稼ぐのが基本戦術であるため、上を取れる範囲が他に比べて狭い点は大きな欠点。
トリックルーム下で上を取りやすい点、ムラっけ最高の攻撃性能、優秀な耐性による受け出し・流し性能を活かしたい。

BDSPでは、剣盾で削除されたタマゴ技のなかまづくりが復活。
また特性ぼうだん持ちがいないため、一部の技の通りが良くなった。



特性考察 [編集]

きゅうばん
交代技無効。積み技と相性が良いが、きあいだめ以外の積み技は習得しない。
バトン先として運用する場合には考えられなくもないが、他の変化技もまとめてシャットアウトできるマジックミラーエーフィの壁が厚い。
低種族値を無難にカバーできるムラっけの汎用性には及ばないため、採用優先度は低い。
スナイパー
きあいだめ+ピントレンズで確定急所が狙える。
とはいえ中程度の耐久かつ鈍足であるため、自分で積む余裕は作りづらい。
きゅうばん同様、やはり汎用性の視点では下記のムラっけが優先される。
ムラっけ
隠れ特性。まもるとみがわりで攻撃を防ぎつつ能力上昇が狙え、これだけで積みエースとして採用理由になるほどの強力な特性。
第八世代では命中率と回避率が特性の対象外となり、弱体化した。
ムラっけ持ちでは最鈍であることが玉に瑕だが、ポリゴン2等と共にスイッチトリルに組み込めることは利点。
上手くターン稼ぎできれば低めの種族値をカバーすることができ、能力上昇できれば高い攻撃性能も活かせる。
時々必要な能力が下がってしまうこともあるが、ターン稼ぎが上手くできていれば問題はないだろう。
前者2つの特性はあえてオクタンで採用するメリットが無いため、汎用性・差別化いずれの視点でも基本はこの特性で確定といえる。
ただしトレースによるコピーや、積みを無効化するてんねんには注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
たきのぼり80(120)100怯み20%物理型のメインウェポン。でんじはと組み合わせれば追加効果も狙える。
ダストシュート12080毒30%ルンパッパやフェアリーに刺さる。
タネマシンガン25*2~5100-連続技。水に刺さる。急所ランク+3でスナイパーなら威力56*2~5。
ロックブラスト25*2~590-連続技。こちらも急所で強力な連続技に。4倍ならきあいのタスキ貫通も狙える。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)80-命中不安だが火力は高い。
なみのり90(135)100-特殊型のメインウェポン。タイプ一致。
ねっとう80(120)100火傷30%威力は並だが、追加効果が優秀。なみのりとは選択。
しおふき1~150
(1~225)
100-トリパ専用だが最高火力。
オクタンほう65(97)85命中率↓50%居座ってムラっけの試行回数を稼ぐ都合上、追加効果との相性は良い。
ただし、ねっとうに比べて命中不安と威力の低さはかなりネック。
れいとうビーム90100凍り10%草やドラゴンなどを潰せる、みずタイプ安定のサブ。
だいもんじ11085火傷10%対鋼など範囲優秀。オクタンの個性の一つで優先度高め。
かえんほうしゃ90100火傷10%だいもんじよりもPPが多く命中安定。4倍弱点の相手にはこちらで十分。
サイコキネシス90100特防↓10%ドクロッグドククラゲピンポイント。
エナジーボール90100特防↓10%対水や4倍に。
チャージビーム5090特攻↑70%攻撃しつつ特攻を上げられる。素の威力と命中に難有り。
マッドショット5595素早さ↓100%タマゴ技。唯一の地面技。追加効果は優秀だがひこうタイプや特性ふゆうに無効。
ヘドロばくだん90100毒30%対草・フェアリー。水タイプとの等倍補完はまずまず。
アシッドボム40100特防↓↓100%タマゴ技。積み技感覚で使えるが、使う隙を作れるかどうか。
変化技タイプ命中備考
まもる-ムラっけのターン稼ぎに。ダブルの基本技。
みがわり-ムラっけのターン稼ぎに。状態異常対策にも。遅いので使いづらい。
みずびたし100相手のメインウェポンの火力が下げられる上、草技が効きやすくなったりと耐久向き。
でんじは90地面を呼びにくいので好相性だが電気タイプに注意。
最速でS140族まで抜けるようになるが、準速だとぎりぎり130族が抜けない。
きあいだめ-スナイパー型で確定急所を狙うなら。
なかまづくり100タマゴ技。ダブル用。味方をムラっけにして強化する。

型考察 [編集]

ムラっけ積み型 [編集]

特性:ムラっけ
性格:おくびょう(推奨)orなまいきorのんきorれいせい
努力値:HP252  素早さ252 or 防御252 or 特防252 or 耐久調整
持ち物:たべのこし
確定技:まもる/みがわり/ねっとう
優先技:タネマシンガンorロックブラスト
物理技:ダストシュート/タネマシンガン/ロックブラスト
特殊技:だいもんじorかえんほうしゃ/エナジーボール/れいとうビーム
変化技:みずびたし/でんじは

他のムラっけ持ちに比べると単水タイプと高い攻撃性能が売り。
スリップダメージの狙えるねっとうを高威力で撃てるため、安定した攻撃技として採用できる。
オニゴーリと比較するとSがかなり低く、耐久値も少し劣るが、AC種族値及び耐性はオクタンの方が優秀。

S最速で実数値106、無振り85族や準速50族までは抜ける。
ムラっけでSが2段階上がれば最速140族まで。
逆に鈍足を活かしポリゴン2と共にスイッチトリルに組み込まれる場合も多い。

確定技以外は仮想敵に合わせて選択。どれもメインの水技と相性が良い。
特攻が下がった場合や攻撃が上がったときに腐らないよう、物理技を入れて両刀にしておくのも良い。

ムラっけ特殊型 [編集]

特性:ムラっけ
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HP252 特攻252or耐久調整 残り特攻
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ/オボンのみ
確定技:ハイドロポンプorなみのりorねっとう
優先技:だいもんじ
攻撃技:しおふき/れいとうビーム/サイコキネシス/エナジーボール
補助技:でんじは/みずびたし/まもる

上記の型と違い、豊富な攻撃範囲で攻めることを重視した特殊アタッカー型。
火力はあるが耐久はそれほどでもなく、2発程度耐えるのが関の山。
自身も覚えるがでんじはやへびにらみ等の麻痺撒き、壁サポートがあれば動きやすくなる。

スナイパー型 [編集]

特性:スナイパー
性格:ひかえめorれいせい
努力値:HP252 特攻252or耐久調整 残り特攻
持ち物:ピントレンズ
確定技:きあいだめ/ハイドロポンプorなみのりorねっとう
優先技:だいもんじ/エナジーボール/れいとうビーム
攻撃技:しおふき/サイコキネシス/ラスターカノン

きあいだめとピントレンズで確定急所になり、壁や積み技の上昇補正を無視して攻撃できる。
キングドラなどライバルは多いが、その中でも技範囲の広さはピカイチ。
スナイパー発動時のC特化なみのりの威力は、等倍ならガブリアスクラスの耐久でも確定1発となかなかのもの。

ムラっけ型同様素早さが低いのが難点。
壁サポートから繋いできあいだめを積むか、加速バトン(+きあいだめ)から繋ぐのも手。
攻撃範囲の広さと火力の高さから上手く積めれば全抜きも十分ありえるため、サポートのしがいはある。


対オクタン [編集]

注意すべき点
素で100超えのACと広い技範囲を持ち、ムラっけで強化されると手がつけられなくなる。
オニゴーリと異なりスイッチトリルから攻めてくることもある。
スナイパー型の確定急所戦法も無視できない。
対策方法
ムラっけ対策としてはてんねんのヌオーピクシーが有効。
ヌオーはタネマシンガン、ピクシーはダストシュートに注意。
スナイパー対策にはカブトアーマードラピオン等が安定して戦える。
ポリゴン2でムラっけをトレースするのも良い。
他のポケモンでも早めに抜群技やちょうはつを撃てればムラっけの試行回数を稼がれずに済む。