アルセウス - ポケモン対戦考察まとめWiki|ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

アルセウス [編集]

No.493 タイプ:ノーマル
特性:マルチタイプ(持っているプレートやZクリスタルに応じてタイプと色が変わる。特性や特性対応道具を変更させる技を無効にする)
体重:320.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
種族値HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アルセウス120120120120120120720マルチタイプ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)---
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト

とくせいマルチタイプにより、持たせたプレートによって弱点も変化する


第4世代出身の幻のポケモンにして、全ポケモン最大の合計種族値(720)を誇るポケモン。[1]
クレセリアクラスの耐久・フーディンらと同等の素早さを併せ持ち、攻撃性能も「つるぎのまい+しんそく」などの強力なコンボで補える全能の存在である。
専用特性「マルチタイプ」によりあらゆる単タイプに化けることもでき、それぞれで全く性質が異なるため画一的な対策は存在しない。使用可能なルールにおいては常にバトルのキーを握るトップメタである。
スタンダードなアタッカー型を始め、耐久型、ステルスロックサポートなど何をやらせても強い。
ゴーストフェアリーなどのタイプも強力で、むしタイプ最高の体力、はがねタイプ最速の地位も占めている。

BDSPにて全てのメイン任務を達成したPokémon LEGENDS アルセウスのセーブデータがあると通常プレイ内で開放されるようになったため入手可能になった。



特性考察 [編集]

各プレートごとのメリット・デメリット一覧表

プレートメリットデメリット備考
プレートなし
(無)
●しんそくがタイプ一致
●持ち物が自由
●全抜き性能に優れる
●弱点が1つ
×耐性が1つ最もオーソドックスな型。
サブウェポンの候補も多い。
ゴースト無効
ひのたま
プレート
(炎)
●やけどにならない×弱点がメジャーな水と地面
×炎技の通りは悪い
しずく
プレート
(水)
●弱点が2つ×水技の通りは悪いカイオーガとの差別化が非常に難しい
いかずち
プレート
(電)
●まひにならない
●弱点が1つ
×電気技の通りは悪い
みどりの
プレート
(草)
●地面・水を半減×草技の通りは悪い
×弱点が多い
他の伝説ポケモンとの差別化は容易。
もうどく
プレート
(毒)
●どく・もうどくにならない
●どくどく必中
×伝説戦で多いエスパーが弱点
×メジャーな地面も弱点
耐久型としては一考の余地あり。
格闘半減
だいちの
プレート
(地)
●メイン技の通りがよい
●でんじは無効
●砂嵐無効
×耐性があまりない
×対ドラゴンの氷技が一貫
×伝説戦は飛行・浮遊も多い
貴重な地面特殊高速アタッカー。
つららの
プレート
(氷)
●氷技の通りがよい
×耐性があまりない
×弱点が多い
たまむし
プレート
(虫)
●伝説戦で多いエスパーに通る×耐性があまりない
×弱点が多くメジャー
×エスパー以外は技の通りが悪い。
むしタイプ最高のHP種族値
こぶしの
プレート
(闘)
●弱点が少ない×伝説戦で多い
エスパーが弱点
×対ドラゴンのフェアリー技が一貫
×耐性があまりない
×物理メインの火力不足
耐久型ノーマルポケモンに強く出られる
あおぞら
プレート
(飛)
●弱点が少ない×耐性があまりない
×弱点がメジャー
×対ドラゴンのれいとうビームで一貫
×物理メインの火力不足
がんせき
プレート
(岩)
●岩技の通りがよい×弱点が多い
×弱点がメジャー
アルセウスミラー時、一致しんそくを半減
ふしぎの
プレート
(超)
●弱点のゴースト、悪技の威力が低い×耐性が少ない
×技の通りはそこまでよくない
ミュウツーミュウルギア
クレセリアデオキシスとライバルが多い
もののけ
プレート
(霊)
●対Nアルセウス性能
●しんそく・ねこだまし無効
●弱点のゴースト、悪技の威力が低い
●伝説戦で多いエスパーに通る
×物理型のメイン技の火力不足格闘無効
ノーマル無効
かげふみ+ほろびのうたコンボからも抜け出せる。
物理でメイン技に採用したい
シャドーダイブは配布限定
りゅうの
プレート
(竜)
●ドラゴン技の通りはよい
●炎水電草に耐性
×対ドラゴンの氷・フェアリーが一貫りゅうせいぐん、さばきのつぶてと豊富
あくうせつだんは配布限定
こわもて
プレート
(悪)
●伝説戦で多いエスパーに通る
●いたずらごころ耐性
×耐性は少ない
×弱点がメジャー
×対ドラゴンのフェアリー技が一貫
こうてつ
プレート
(鋼)
●耐性が多く積みやすい
●どく・もうどくにならない
●砂嵐無効
×メジャーな炎・地・格闘が弱点
×メイン技が通りが悪い
アタッカー、耐久型が双方ともに優秀
はがねタイプ最速のポケモンに
アルセウスミラー時、一致しんそくを半減
せいれい
プレート
(妖)
●数少ない高速フェアリー
●対ドラゴン性能
●弱点の鋼・毒技の所持率が低い
×耐性が少ない格闘半減

伝説戦はドラゴンが多く、炎・水・電・草の技の通りが悪く、
対ドラゴンの氷技やフェアリー技が、地、飛行、草、格闘、悪タイプだと一貫されてしまう。

単純なアタッカーとして運用するのであれば、等倍範囲の広く火力もあって技の種類も多いノーマルが最安定となりがち。
タイプを変更するのであれば、明確な仮想敵を意識して運用したい。


技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
しんそく80(120)100先制技
優先度+2
つるぎのまいと合わせて使用。
つるぎのまい+いのちのたまを持たせると無振りガブリアスを確1。
サイコフィールドに要注意。
ギガインパクト150(225)90次ターン行動不可タイプ一致最高火力。しんそくとの両立可。
問答無用で敵を倒したい場合は一考。
アクアテール90(135)90-伝説戦での通りはいまいちだが、ヒードランには強い。
命中を優先するなら「たきのぼり」を選択。
ドラゴンクロー80(120)100-威力が低いのでつるぎのまい必須。
げきりん120(180)100行動不能デメリットが痛いが威力は高い。
タネマシンガン25(38)×2~5100連続技カイオーガグラードンピンポイント。
シャドークロー70(105)100急所率+1ギラティナミュウツー等のエスパー、ゴーストに有効。
シャドーダイブ120(180)1001ターン溜技
必中技
扱いが難しい大技だが積まずとも大ダメージが狙える。守る貫通。
じしん100(150)100-鋼対策。伝説戦では通りがよい。
ストーンエッジ100(150)80急所率+1ホウオウルギアサンダーに。
いわなだれ75(112)90怯み30%同上。素早いので怯みも期待できる。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%フェアリーアルセウスに。
しねんのずつき80(120)90怯み20%ノーマルアルセウス時に出てくる格闘に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
さばきのつぶて無※100(150)100-安定した一致技で高威力。持っているプレートでタイプが変わる。
ハイパーボイス90(135)100音技
相手全体
みがわり貫通。伝説戦はダブルが多く有用。
だいもんじ110(165)85火傷10%高威力のサブで鋼に刺さる。
オーバーヒート130(195)90特攻↓↓さばきのつぶて炎より威力が高い。
だいちのちから90(135)100特防↓10%ディアルガ、ヒードランに。
なみのり90(135)100全体攻撃アクアテールと同様。ダブルだと威力が下がり味方を巻き込む。
かみなり110(165)70麻痺30%カイオーガピンポイント。
ギガドレイン75(112)100HP吸収貴重な吸収技。カイオーガとグラードンに。
くさむすび~120(180)100-同上。伝説は重いポケモンばかりなので威力は十分。
サイコキネシス90(135)10010%特防↓ノーマルアルセウスに出てくる格闘に。
みらいよち120(180)1002ターン後に攻撃オーバーヒートやりゅうせいぐんと合わせて使う。
きあいだま120(180)7010%特防↓ノーマルアルセウス、ディアルガ、バンギラス、ヒードランに。
れいとうビーム90(135)100凍り10%対ドラゴン。電気アルセウスの相性補完に最適。
ふぶき110(165)70凍り10%
相手全体
霰で必中。高威力の氷技。
シャドーボール80(120)100特防↓20%伝説戦で多いエスパー、ギラティナ、ゴーストアルセウス、クレセリアに。
あくのはどう80(120)100怯み20%同上。対エスパー、ゴースト技。ひるみが狙える。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓さばきのつぶてドラゴンより威力が高い。
あくうせつだん100(150)95急所率+1メインならさばきのつぶてで十分。サブとしては優秀。
変化技タイプ命中備考
つるぎのまい--物理型の積み技。しんそくとの相性もよい。
めいそう--特殊型の積み技。「わるだくみ」は覚えない。
トリック100こだわりアイテムの押し付け等。相手や自分がプレートを持っていると失敗する。
みがわり--様子見、状態異常回避等。
まもる--ターン稼ぎやどくどくのダメージ増加等。
じこさいせい--基本的な回復技。
リフレクター--物理ダメージ半減。おにびと合わればサポートにもなる。
ひかりのかべ--特殊ダメージ半減。
おにび85物理アタッカーを機能停止させる。
でんじは90高速アタッカーを機能停止させる。まひるみにも。
どくどく90耐久型に。毒タイプなら必中。
ほろびのうた--強力な役割破壊技。ムラっけオニゴーリなどに刺さる。
トリックルーム--成立後もしんそくで戦える。
おいかぜ--こちらはアルセウスも恩恵を受けられる。
ほえる--相手を強制交換する。積み技対策。
ステルスロック--ほえると合わせて昆布。
いばる85相手を混乱させる。相手の物理アタッカーの攻撃が上がる点は注意。
ねむる--HP全回復。カゴのみやねごととあわせて。
ねごと--高耐久によるねむねごができる。
マジックコート--変化技を跳ね返す。ダークライのダークホールを反射して優位を維持する。

※かえんほうしゃ、10まんボルト、れいとうビームなどの命中安定技はメインとして使う場合は、さばきのつぶての劣化なので、採用するならサブとして。
しかし、補完ではなく役割破壊がメインのサブならば威力を重視するのがセオリーなので、だいもんじやオーバーヒートなどを採用するのが一般的。

ノーマル技の威力考察 [編集]

※補正ありA252振り、いのちのたま持ちでつるぎのまいを積んだと想定

しんそく(威力80 補正120)
ガブリアス(無振り時:H183 B115) ダメージ:192~227 割合:104.9%~124% 確定1発
ギガインパクト(威力150 補正225)
スイクン(HB252振り時:H207 B183) ダメージ:227~269 割合:109.6%~129.9% 確定1発

ギガインパクトは次ターン行動できないので、2ターン使える場合はおんがえしの方が有利。
ただしアルセウスは耐久の関係上、行動不能中に倒れることはあまりなく、しんそくもあるので起点にもならない。

しんそくは優先度+2が強みであり、大体のつるぎのまいアルセウスに採用されているが、火力は控えめでつるぎのまい+いのちのたまでも1発で倒せないことが多い。
一方優先度の高さから、速攻アタッカーやいたずらごころ持ちなどに対しては無類の強さを発揮する。


型考察 [編集]

物理ベース [編集]

剣舞神速型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:攻撃252 HPor素早さ252
持ち物:いのちのたま/シルクのスカーフ/ラムのみ
確定技:しんそく/つるぎのまい
選択技:じしん/ドラゴンクロー/シャドークロー/かわらわり/だいもんじ/みがわり/じこさいせい/どくどく/トリックルーム/ほろびのうた/まもる

自慢の耐久からつるぎのまいを積んでしんそくで攻撃する型。
じしんは鋼や岩対策、ゴースト技はゴーストタイプ対策。
伝説戦だとアルセウスとのミラーになりやすいので、いっそのこと最速も有り。
カスタマイズ性が非常に強いため、ダブルバトルなどでは色々な構築の対策となるピンポイントメタ技などを仕込む事も可能。

いじっぱり
いじっぱりいのちのたま+2でのシャドーダイブならば特化ギラティナを乱数一撃圏に持ち込める。
つまり相手が受けに来た場合、勝てるため選択肢として大いに意味がある。
逆に言えばようきでシャドーダイブを選択する意味は薄い。

いじっぱり H236 A252 S20(準最速90族抜き)
+  折りたたみ
ようき
でんじは・はねやすめ搭載のマルチスケイルルギアに対して上からみがわりの行使、ミラーマッチでの有利さが利点となる。
しかしミラーで勝つならかわらわりはほしいところであり、ルギアに勝ちたいなら何がしか上記補助が欲しく、同時にやらせるのは結構スペースを圧迫する。
↑後攻の場合後手サブ物理→しんそくで実質連続攻撃できる事と最後の1匹だとつるぎのまい積み放題な事を忘れてない?

ようきH60 A252 S196(最速メガルカリオ抜き)
+  折りたたみ

サイコフィールドの登場により、しんそく一辺倒では止まる可能性があることに注意。

ゴースト型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:攻撃252 HPor素早さ252
持ち物:もののけプレート
確定技:シャドーダイブorシャドークロー
優先技:しんそく/かわらわり
選択技:じしん/ドラゴンクロー/つるぎのまい/じこさいせい/みがわり/おにび

猛威を振るうノーマルアルセウスのメタを意識した型。ダブルのバトルレジェンドではねこだましを受けない利点も大きい。
物理の方がカイオーガ等への通りがよく、ゴースト技の一貫性が上がった事でシャドーダイブの使い勝手も向上した。

耐久に振らなくても十分すぎるくらい硬い上に弱点となるゴースト、悪の技の威力が低いので、味方に場を整えてもらわなくても無理やり積めるのが大きな強み。
しかしシャドークローをメインに据える場合、こちらからの技の威力も低いため通常のアルセウスに比べて突破力は落ちる。

じめん型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/おくびょう/ひかえめ
努力値:攻撃252または特攻252 素早さ252or耐久調整
持ち物:だいちのプレート
確定技:じしん
優先技:ドラゴンクロー/あくうせつだん
選択技:しんそく/まもる/つるぎのまい/シャドーダイブorシャドークロー/じこさいせい/みがわり/めいそう/ストーンエッジ/アイアンヘッド/ヘドロばくだん/オーバーヒート

伝説戦で通りやすいじめんタイプをタイプ一致で使える型。
耐性は少ないが、多くの伝説ポケモンに抜群で通しやすいため、一度積むと止まりにくくなる。
格闘相手にも強気に出られるのも大きい。でんじはも無効。

はがね型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき
努力値:攻撃252素早さ252or耐久調整or火力調整
持ち物:こうてつプレート
確定技:アイアンヘッドorアイアンテール
優先技:じしん/ストーンエッジ/つるぎのまい/たきのぼり(ダブルバトル時)/まもる(ダブルバトル時)
選択技:たねマシンガン/しんそく/シャドーダイブorシャドークロー/じこさいせい/みがわり/トリックルーム/げきりん/ドラゴンクロー

耐性が非常に多く、Sの高さを武器に上から叩くことができる。
鋼物理のアタッカーは他にメタグロスルカリオなどがいるが、双方よりSが高いことや技範囲の広さなどでカバーできるため、差別化には困らない。

特殊ベース [編集]

ノーマル型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:特攻252 素早さ252 をベースに調整
持ち物:いのちのたま/シルクのスカーフ/こだわりメガネ/ラムのみ/ヨプのみ
確定技:さばきのつぶてorハイパーボイス
優先技:めいそう/じこさいせい/ねむる/シャドーボール/きあいだま/どくどく/みがわり
選択技:だいもんじ/10まんボルト/れいとうビーム/あくのはどう/サイコショック/マジックコート/おにび

剣舞神速型の知名度を逆手に取った特殊型。
技範囲は言うまでもなく広く、持ち物のカスタマイズ性が上がった。
またハイパーボイスをタイプ一致で使えるようになったため、相手のみがわり持ちポケモンにも強く出られる。

基本的には他のプレート特殊型とやることは変わらないが、持ち物が自由になったことによる立ち回りの変化を感じやすい。
素の種族値の強さも含めて、パーティでやらせたいことを主眼にしつつアレンジしよう。

フェアリー型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:特攻252 素早さ252 をベースに調整
持ち物:せいれいプレート
確定技:さばきのつぶて
選択技:だいちのちから/しんそく/きあいだま/かみなり/だいもんじ/エナジーボール/シャドーボールorあくのはどう/サイコショック/ストーンエッジorげんしのちから/みがわり/めいそう/おにび/じこさいせい/どくどく

最速フェアリーとして、伝説に多いドラゴンを相手にする型。
フェアリー技を半減する相手には大地の力が刺さりやすいが、伝説相手だとフェアリー半減以下で地抜群はジラーチ程度しかおらず、そこまで有用とは言い切れない。
ただ、フェアリー+地面の範囲自体はかなり広いため、フェアリーと地面に耐性を持つホウオウの対策にストーンエッジなどを搭載する余裕はある。

メインのフェアリー技にしろ基本的に技の威力は控えめなので、ドラゴン技読みで降臨して相手を流しつつ後続に圧力をかけていくスタイルになる。
また、素の耐久が高く禁止級伝説戦では高威力の鋼や毒技が少ないため弱点をつかれることはほとんどない。

ゴースト型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:特攻252 素早さ252
持ち物:もののけプレート
確定技:さばきのつぶて
優先技:きあいだま
選択技:しんそく/かみなり/だいもんじ/れいとうビーム/エナジーボール/サイコショック/ストーンエッジorげんしのちから/だいちのちから/みがわり/おにび/めいそう/じこさいせい

猛威を振るうノーマルアルセウスのメタを意識した型。
なので役割的にも補完的にも格闘技はほぼ必須。

ゴースト最高火力となるさばきのつぶてと、補完の格闘技として高威力のきあいだまを採用でき、物理ゴーストの弱みであるメイン技の火力不足を解消できる。

ただし、つるぎのまいを搭載しないので、つるぎのまい+しんそくの抜き性能は物理ゴーストの方が上。
つるぎのまいからのかわらわりや、シャドークローの底上げ火力アップもできない点に注意。
逆に言えば、サイクル戦に向いていると言えるか。

基本的に攻撃技はさばきのつぶて+きあいだまで事足りており、残りの2枠は環境やパーティとの兼ね合いで自由に決められる。
状態異常への弱さを軽減できるみがわりなども、この型では容易に入ってくる。

でんき型 [編集]

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:特攻252 素早さ252or耐久調整
持ち物:いかずちプレート
確定技:さばきのつぶてorかみなり
優先技:だいちのちから/めいそう
選択技:しんそく/まもる/れいとうビームorあくうせつだん/かえんほうしゃ/きあいだま/ヘドロばくだん/みがわり/どくどく/くさむすび

他の電気タイプを超越する攻撃範囲で攻める型。
ダブルバトルでなくてもかみなりを気軽に使えるのは大きい。
ただ伝説戦はドラゴンが多く、メインのでんき技の通りは悪い。

弱点が1つしかない上、スカーフを所持しない限り上から叩けるポケモンはほとんどいない。
マヒも無効な上、おにびも特殊型ならさほど痛くなく、状態異常もそこまで気にする必要はない。

伝説ポケモンで一致弱点をつけるのはグラードンのみ。
いずれもサブウェポンで弱点をつける上、どちらもスカーフがなければアルセウスより遅い。

耐久ベース [編集]

性格:おくびょう/ずぶとい/おだやか
努力値:HSベースorHBベースorHDベース
持ち物:カゴのみ
確定技:じこさいせいorねむる
優先技:てっぺき/めいそう/コスモパワー/さばきのつぶて/どくどく/おにび
選択技:みがわり/しんぴのまもり/リフレクター/ひかりのかべ/かえんほうしゃ/10まんボルト/れいとうビーム/くさむすび/だいちのちから/ほえる/ねごと

クレセリアと同等クラスの耐久力と、C120という破格の種族値を生かす耐久型。

伝説ポケモンは積み技を有しない個体が多く、ほろびのうたが採用されることもまずないので大体は安心して積める。
一応もののけプレートを採用すればかげふみ+ほろびのうたからも逃げることができる。
さばきのつぶてにより一致技の威力にも恵まれており、めいそうによりさらなる耐久と火力アップも見込める。

メリット
単ノーマルという恵まれたタイプで耐久運用することができる。
弱点をつかれにくく、安全に積むことができる。どくどくもねむるをもたせれば気にならない。
デメリット
2回目以降は素眠りになり、技スペースの圧迫や、積み技持ちの起点となる。
抵抗はないので、半減で受けることはできない。メイン技のみだと無効タイプがある。はたきおとすにも注意。

はがね型 [編集]

性格:いじっぱり/ようき/おくびょう/ひかえめ
努力値:H252orA252orC252 素早さ252or耐久調整
持ち物:こうてつプレート
確定技:アイアンヘッドorさばきのつぶて
選択技:じしん/まもる/シャドーダイブorシャドークロー/じこさいせい/みがわり/しんそく/ほえる/コスモパワー/つるぎのまい/めいそう/でんじは/だいもんじ/れいとうビーム/10まんボルト/だいちのちから

伝説ポケモン唯一の単はがねタイプとして運用する型。どくどくも無効。
耐性に優れる一方、はがねタイプにありがちな攻撃範囲の狭さを完全にカバーできる。
ドラゴン無効耐性を持つフェアリー型と比べると、対ドラゴン性能は劣る。
一応でんじはを覚えるため、まひるみもできるが、サブウェポンまで考えるとジラーチの劣化になりかねないので注意。

メリット
単はがねタイプという半減に恵まれたタイプで耐久運用することができる。
抵抗が多いため、起点を作りやすい。メイン技のみでも全タイプに通るため、技スペースにーつ余裕ができる。どくどくは通らない。
デメリット
じめん、ほのおという伝説戦でもメジャーなタイプが弱点。
メジャーなドラゴンは半減できるが、それ以外の一致は基本的に半減できない。一致格闘技の脅威は変わらないまま。

どく型 [編集]

性格:おくびょうorおだやか
努力値:HSベースorHDベース
持ち物:もうどくプレート
確定技:さばきのつぶて
優先技:めいそうorコスモパワー
選択技:かみなり/だいもんじ/れいとうビーム/エナジーボール/サイコショック/だいちのちから/しんそく/みがわり/おにび/どくどく/じこさいせい

鋼タイプと同様、伝説戦でも増えてきたフェアリータイプに対抗。
フェアリー技は特殊系が多いので先に積み技を行えるHSベースかHDベースがおすすめ。

この型を編集し直した者だが、基本的な育成や役割は上のはがね型とほぼ同じなので、はがねorどく型に纏めてみるのはどうか。

はがね型と共通した特徴:どくどくが通らない。メイン技のみだとはがねタイプには無力になる。
メジャーなじめんタイプが弱点。

メリット
アルセウス対策として出てきた格闘タイプの一部を逆に起点にできる。伝説戦でメイン技が攻撃面で半減されにくい。
どくどくが必中になり、特にしんかのきせき持ち耐久ポケモンとの泥沼合戦を避けやすくなる。
デメリット
半減できるタイプは少ない。一般戦ではあまり見ない高火力エスパータイプも苦しい。

相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対アルセウス [編集]

注意すべき点
攻守ともに優れた種族値・技範囲を持ち、プレートにより全ての単タイプになることが可能。
選出画面でプレートタイプは判別されないため、どのタイプであるかというのは全く想定ができない。
物理・特殊の攻撃技範囲も広く、積み技もおおよそ所持しており、あらゆる型ができる。
対策方法
全ての型に対する普遍的な対策は存在しないため、対策はある程度運が絡む。
ねむり、やけど、まひなど状態異常
プレートやいのちのたまの所持率が高いため、状態異常も有効。
ダークライのダークホールで眠らせ特性によりダメージを蓄積させたり、ヤミラミのおにび等いたずらごころを用いた対策も足止めに効く。でんじはは他の主流アルセウスにも有効。
ただし、アルセウスの型やタイプ次第では偶発対峙からでないと苦しいケースもあり、技外しや補助技読みのみがわりも考慮する必要がある。
稀なケースだが相手がラム持ちである場合は無力化されるほか、ヤミラミ以外はノーマル技が等倍なので、しんそくが先に入ることも注意したい。
スカーフメタモン
一般的なつるぎのまいいのちのたましんそく型に対してとりあえずは有効。
ただし相手の型は場に出してみないとわからない。例えば相手がゴースト物理型アルセウスだった場合は、この対策方法はほぼ無力化する。
+  折りたたみ
アルセウス
身もふたもないがこちらもアルセウスを使うというのも一つの手。
相手のアルセウスの行動を縛ってやり、こちらがアルセウスを自在に使えれば、勝ったも同然。


[1] メガシンカ等の後天的なフォルムチェンジ、及び特性込みでの実質的な種族値は除くものとする。